キアヌ・リーブス、真田広之 互いに大絶賛! 映画『47RONIN』来日記者会見

日本人に愛される「忠臣蔵」をハリウッドの一流スタッフと日米豪華キャストによって映画化した3Dアクション超大作『47RONIN(フォーティーセブン・ローニン)』。12月の公開に先立ち、主演のキアヌ・リーブスが約5年ぶりに来日し、共演の真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、カール・リンシュ監督と共に都内で記者会見を行った。

播州赤穂の家老・大石蔵之助(真田)を始め家臣たちは、吉良上野介(浅野)とその側室ミヅキ(菊池)の陰謀により、尊敬する領主である浅野内匠頭(田中泯)を失い、侍としての身分を奪われてしまう。異端の混血浪人カイ(キアヌ)は、主君の仇打ちと吉良に狙われる姫のミカ(柴咲)を守ろうと立ちあがった大石に力を貸し、圧倒的な吉良軍に対しわずか47人で立ち向かうことになる。柴咲と赤西は本作がハリウッドデビューとなる。

本作の中でキアヌと真田の演じるキャラクターは友情ともいえる絆を築いていくが、「お互いの尊敬しているところは?」という質問に対し、真田は「(キアヌは)世界的なビッグ・スターでありながら、とてもシャイでハングリー、そして謙虚な、いい意味で普通の人。自分に厳しく、他人(ひと)に優しい。それが終始、いつも変わらない。まさに武道の精神に通じるところで、そういうところを非常に尊敬している。慣れない僕たち日本人キャストのケアをしっかりしてくれて、朗らかな笑顔で包んでくれた」と回答。

一方のキアヌも「真田はこの作品の持つ"シンプルであり深い"部分を、演技の動きや、台詞の言い回しを通じてそれを示してくれた。彼は本当に素晴らしく驚くべき役者。人間味にあふれていながら強さを持ち、プロフェッショナルで献身的な素晴らしい大石像を造り上げていた。真田も現場では、自分の仕事はもちろん、周りの人全てに対して気遣いをしていた」と、互いに絶賛し合っていた。

さらに会見の中で、リンシュ監督は「どの時代、どの国であっても、誰もが「クレイジーだ。やってはダメだ」と言うことであっても、正しいことだからこそ成し遂げるという勇気を持っている人たちがいる。それを大きなスクリーンで、そのパワーを伝えることができれば世界中の人に何か感じてもらえるのではないかと思う」と作品の魅力を熱く語っていた。

映画『47RONIN(フォーティーセブン・ローニン)』は12月6日より全国公開。(海外ドラマNAVI)

Photo:(左から)柴咲コウ、真田広之、キアヌ・リーブス、浅野忠信、菊地凛子、カール・リンシュ