『埋もれる殺意』や『警部補アニカ ~海上殺人捜査ファイル~』などで知られるニコラ・ウォーカーにとって、心から共感できる大好きな脚本のもとでジェマイン・クレメント(『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』)と仕事をすることは、まさに夢のような機会だったそうだ。日本でもDisney+(ディズニープラス)で独占配信が開始したばかりの新作シリーズ『アリス&スティーブ』への出演を熱望した理由や、年の差ロマンスを扱う本作の事前準備の本音、そしてシーズン2への強い意欲を明かした。
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『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』ジェマイン・クレメント、新作主演ドラマの“年の差ロマンス”に抱いた懸念を告白
音楽コメディアンとして世界を爆笑させ、脚本家や監督、さらには …
ひと目で魅了されたキャラクター「アリス」の複雑な人間味
「脚本を読んだ瞬間、どうしてもアリスを演じたいと思った」とニコラは振り返る。これほど深みのある女性像に出会ったのは、本当に久しぶりのことだったという。アリスは素晴らしい母親であり、良き親友でもあるが、キャリアにおいては本来の実力を発揮しきれていない女性だ。
ニコラはアリスの魅力をこう分析する。「アリスの面白いところは、自分の判断がすべて正しいと信じ込んでいる一方で、自身の行動を完全にコントロールできているわけではない点にある。その絶対的な確信と、疑問の余地がある振る舞いのギャップに惹かれた」
作中では、アリスの長年の友人であるスティーブと、アリスの娘であるイジーの年の差ロマンスが描かれる。ニコラ自身、現実の人生においてスティーブのような存在(俳優の友人・リック)がおり、「お互いの男性版と女性版のような関係」だと語る。だからこそ、作中での展開には強い衝撃を覚えたようだ。
「アリスの親友であるスティーブが、彼女の娘と関係を持つことで、決して交わるべきではない領域が生まれてしまう。これは恐ろしい裏切りだ。スティーブは、それが越えてはならない一線であることを知っておくべきだった」
事前の役作りは不要?
年の差ロマンスをテーマにした他のテレビ番組は一切観なかったというニコラ。「本質的に怠け者な俳優だから、というのもあるけれど」とユーモアを交えつつ、「すべては脚本の中に書かれているから」とその理由を明かした。
かねてよりジェマインの大ファンだったというが、彼を怖がらせないためにその思いはすぐには伝えなかったという。「のちに伝えたとき、彼はとても快く受け止めてくれた。役者から絶賛されるのは彼にとって珍しいことではないはずだ」と笑顔を見せる。
複雑な恋愛模様を演じたジェマインとヤリ・トポル・マルガリスの絶妙なバランスについても絶賛した。「二人がソファで初めてキスをするシーンを観たとき、役柄としてのアリスなら部屋に怒鳴り込んで頭を殴りつけていたかもしれない。けれど、一人の視聴者としては、なぜ彼らが惹かれ合い、キスに至ったのかが痛いほど理解できた。彼らの間には、確かに特別な何かが存在している」
移り変わるテレビ業界の文化と、シーズン2への期待
本作で見事に活写されている「世代間の描写」について、ニコラは近年の業界の変化と重ね合わせて語る。文化の移り変わり、特に業界における女性への見方の変化を好意的に捉えているという。
「私がこの仕事を始めた頃、上の世代の女優たちからは『35歳までに地位を確立していなければキャリアは終わりだ』と言われていた。しかし、テレビ業界は変わり始めた。制作会社を経営するような、権力のあるポジションに就く女性が増えたからだ」
自身のキャリアについて「始まりでも中盤でもなく、その次に来る段階にいるけれど、それでいい」と満足感を示しつつも、本作への情熱は尽きない。「すでに『アリス&スティーブ』のシーズン2制作に向けて働きかけている。ぜひもう1シーズンやりたいし、それが実現することを願っている」
『アリス&スティーブ』はDisney+(ディズニープラス)で独占配信中。(海外ドラマNAVI)


