『ドクター・フー』50周年記念エピソード、世界同時放送でギネス認定

イギリスをはじめ世界各国で先週末に同時放送された『ドクター・フー』50周年記念エピソードが、ギネス世界記録に認定された。

11月23日(土)、75分の特別番組として放送された「The Day of The Doctor」は、現ドクターを演じるマット・スミス、旅仲間(コンパニオン)役のジェナ・コールマンのほか、10代目ドクターを演じたデヴィッド・テナント、2005年のリブートからコンパニオン役を2シーズンにわたって演じたビリー・パイパー、そして、『エイリアン』『裏切りのサーカス』のジョン・ハートが出演。さらに数々のサプライズも用意され、世界中のフービアン(本作のファン)の興奮を呼び起こしている。

TV放送は世界6大陸の94カ国で行われ、世界最大のサイマル放送(同時並行放送)としてギネス世界記録に認定。英BBC Oneでの放映は1020万人の視聴者を獲得した。さらに、イギリス、アメリカ、カナダ、ラテンアメリカ諸国、ドイツ、ロシア、スカンジナビア諸国では1500館の映画館で3D上映され、50万人以上の観客を同日動員している。

ギネス認定を受けて、製作総指揮者のスティーヴン・モファットは「ドクターはこれまで何十年にもわたり世界征服を防いできましたが、ついにドクター自身がそれをやってのけてしまいました」と喜びのコメントを発している。

なお、今年12月には英米でクリスマスエピソードの放映が予定。現ドクター役のマットは降板し、新ドクター役のピーター・カパルディにバトンタッチすることになっている。(海外ドラマNAVI)


Photo:『ドクター・フー』
© BBC 2009