【ややネタばれ】『メンタリスト』ブルーノ・ヘラーが語る"レッド・ジョン"後の世界とは?

鋭い観察眼を用いる主人公パトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)が、型にハマらない独自の捜査方法で難事件を解決する姿を描いたクライム・サスペンス『THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル』。本作の製作総指揮ブルーノ・ヘラーは、新たにスタートする"レッド・ジョン"後の世界についての考えを語っている。

(以下、シーズン6の内容について触れています。ご注意ください)

現在、本国アメリカで放送中のシーズン6では、ついに放送開始当初から最大の敵として立ちはだかってきた、正体不明の連続殺人鬼レッド・ジョンの正体が明らかになり、一連の事件の結末を迎えることとなった。そして、11月24日(日)に米CBSで放送されたエピソードでは、ジェーンとレッド・ジョンが直接対決を果たしている。その展開については賛否両論だが、サイモンが対決シーンで見せた迫真の演技に圧倒された視聴者は多いという。

米Hollywood Lifeによれば、ヘラーは電話インタビューで「2人の対決シーンについては、そのほとんどをサイモンが(脚本を)書いて、演出したんだ」と明かしたという。さらには、「それまでジェーンが抱えてきた感情や感覚が...、それまで背負ってきたプレッシャーや重荷とともに解消されていくんだ。大変なシーンだけど、見る甲斐があると思うよ」とコメントしている。

そして、12月1日(日)に放送されたばかりの最新エピソード「My Blue Heaven」からは上記の対決シーンから2年の時が経過した、レッド・ジョンとの対決後の世界が描かれている。ヘラーは、この新たに迎えたフェーズについて「ジェーンは、本人の望んでいることとは関係のない立場におかれるんだ。今後の行動は、これまでのような"ジェーンの思い通り"とは行かなくなる」と語っている。

「この番組の新たなバージョンは、レッド・ジョン後に起こる出来事としては、とても現実的なものだ」とヘラーは言う。さらに、「ジェーンは、これまでより幸せな人間になっている。肩の荷がおりて、番組としてもそれまでの"重さ"がなくなるんだ。これまでの番組と同じ部分もあるけれど、番組がまとっていた"暗さ"が薄まり、あらゆる方向に自由に進めるようになる。ジェーンも、これまでよりもっと可能性を感じさせ、解放された感じになっていくよ」と、生まれ変わった『メンタリスト』の世界観を明かしている。

『THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル』は米CBSにてシーズン6を放送中。日本では、スーパー!ドラマTVにて二カ国語版を毎週水曜22:00~、字幕版を毎週水曜24:00~放送中。(海外ドラマNAVI)


Photo:『THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル』
(c)Warner Bros. Entertainment Inc.