人気大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、スターク家に仕える心優しい大男"ホーダー"を演じるクリスチャン・ナイアン。劇中ではスポットライトを浴びることなく脇役に座る彼だが、プライベートでは自身がゲイであることを明かして以来、注目を集めている。
ニューヨークのリンカーン・センターで今月18日に行われた同作シーズン4のプレミア上映の際、米Peopleのインタビューでクリスチャンは、「PeopleやCNNどころか、ベルファスト(北アイルランドの主都。クリスチャンはアイルランド出身)の小さなローカル紙にも掲載されてる」と自分のことが話題になっていると明かすと、「(ゲイの人々の中で)先導するような存在にはなりたくないけれど、誰かのことを一人でも助けることができるのなら、嬉しいな」と語ったそうだ。
特にクリスチャンは、ゲイのステレオタイプという概念を払しょくしたいのだろう。「僕のことを、見たところゲイのステレオタイプと違う、どこから見てもゲイには見えないと言う人がいる。当然ながら、ゲイにも実に様々な人がいるのだけれど、わかっていない人がいるんだ。僕らゲイはみんな同じような外見で、振舞いも似通ってるって思ってるんだ」と語ると、そういう人々が考えるゲイと自分とはかけ離れているので、皆から感謝をされていると明かす。
カミングアウトしたことで誰かから嫌がらせを受けているのでは? とも懸念されるが、「世間が僕のことをどう思おうと気になりやしないよ。僕には母も家族もついてるし、ほとんどの人は優しい言葉をかけてくれる」と動じないようだ。
心のうちを臆することなく率直に語ったクリスチャン。好感度アップで、今後もますますの活躍が見られることに期待したい。(海外ドラマNAVI)