1999年から4年間近くにわたって米Sci-Fiチャンネル(現在のSyfy)で放送された冒険SFドラマ『FARSCAPE ファースケープ』。日本にもファンが多い本作の映画化を進める動きがあることを、tv.comが伝えた。
『ファースケープ』は、スペースシャトルの飛行中、ワームホールに吸い込まれ遠い宇宙の果てに飛ばされた宇宙飛行士クライトンの活躍を描くドラマ。クライトンとともに旅を続けるユニークなエイリアンたちの造形を、ザ・ジム・ヘンソン・カンパニーが手がけていることで話題になった。
このTVシリーズの後を引き継ぐことになる映画の情報は、今年の2月にも浮上していた。それによれば、映画の脚本は、TVシリーズでも脚本に参加したジャスティン・モンジョが担当。監督は、マペット師として有名なジム・ヘンソンの息子ブライアン・ヘンソンを予定しているということだった。
そして今回の情報は、本作のクリエイターであるロックニ・S・オバノン(『ウェアハウス13 ~秘密の倉庫事件ファイル~』『レボリューション2』『Defiance』)が、米アナハイム市で先週末に開催されたオタクイベントWonderConのパネルトークで明かした。
SpoilerTV.comが伝えたところによると、オバノンは次のように話したという――「(映画化のことは)ばれてしまいましたね。まだ製作段階にはほど遠いのですが、ジャスティン(・モンジョ)が脚本に取り組むのが第一歩。うまくいくことを願っていますよ」。
オバノンの口ぶりからすると、映画化が本当に実現するかどうかはまだわからないが、TVシリーズの放送終了から11年もたってから浮上した可能性に、ファンは大いに関心を寄せているところだ。(海外ドラマNAVI)