本国では米HBOにて最終章となるシーズン5の放送が今秋からスタートする『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』。その物語が前シーズンの終わりから一気に7年後の世界へと設定されることがわかった。
英Digital Spyによると、これはチョーキー・ホワイトを演じるマイケル・ケネス・ウィリアムズが英Den of Geekのインタビューに応じて明らかにしたもの。「物語は7年後へと飛んでしまうんだ。それで今、こうして無精ヒゲを生やしているわけさ。すでに大恐慌時代に突入し、ピカピカの革靴としゃれたスーツでめかしこんだ日々は遠い過去のこととなってしまうんだ」とちょっぴりさびしそうに述べた。
1929年の「暗黒の木曜日」に端を発したアメリカ大恐慌は、またたくまに世界恐慌に発展し、世界第二次大戦の遠因ともなる不吉な時代だ。シーズン4フィナーレでは1924年が描かれていたが、ファイナルシーズンでは株価の大暴落から数年経った1931年を舞台とし、深まりゆく大恐慌と、激動の時代にあえぐキャラクターたちの姿を描くという。
本作は1920年代の禁酒法時代を舞台に、繁栄を極めた東海岸の歓楽街、アトランティック・シティと、街を牛耳った実在の政治家イーノック・ジョンソンの背徳の人生を描いた作品。ドラマでは、ジョンソンをモデルとする街の大物イーノック・"ナッキー"・トンプソン(スティーヴ・ブシェミ)を主人公に、取り巻きや若きカポネら実在のギャング達が、骨太のドラマを織りなしている。禁酒法を逆手に取って私腹を肥やし、悪徳を極めたナッキーだが、この受難の時代をどう乗りきるのだろうか。ファイナルシーズンが待ち遠しい。
『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』ファイナルシーズンは米HBOにて今年9月に放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:人気シリーズもいよいよファイナル! 『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』
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