7月21日（月）16：00より、WOWOWプライムにて放送される北欧サスペンス『凍てつく楽園 ～死者は静かな海辺に～』。本作でヒロインの女性ノラの息子シモン役を演じる辻美優さんに突撃インタビュー！辻さんは、今年１月にオスカープロモーションと青二プロダクションが共同で開催した「第１回全日本美声女コンテスト」でグランプリを受賞している「美声」の持ち主。これまでアニメでの吹替やラジオ番組などで活躍。そして今回、初めての海外ドラマの吹替チャレンジということで、お話を伺って来ました！
――さっそくですが、このドラマの中で辻さんが演じるキャラクターと、その役どころについてお聞かせください。
はい。第1話で死体を発見してしまうノラという女性がいるのですが、私が演じるキャラクターは、その息子のシモンという男の子の役です。シモンには妹がいて、お兄ちゃんなのですが、しっかりしているところもあれば、無邪気でかわいいところもある、そんなキャラクターだと思います。
――男の子を演じる上で、何か心がけたポイントはありますか？
男の子だから、男の子の声を出さなきゃ！と思っていましたが、本番で、（ディレクターさんに）「その声じゃなくて普段の声で。普段の声を子供っぽくすればいいよ」と言っていただいて、自分の声でやっていいんだなと...。奥が深いというか、いろんなやり方があるんだな、と思って勉強になりました。
――自然体で演じられているということですね。
はい。ただ、男の子ということで、子供らしさというか...そこだけは意識してやりました。
――演じていらっしゃるシモンのパートで、ここに注目してほしいというところをお聞かせください。
第1話では、妹とのやりとりとか。あとは後ろで笑ったりなど、アドリブが多く、相手の方と相談してがんばったので、後ろの方の声も聞いていただければと思います。
――本作が初めての外画の吹替ということですが、学ぶところはたくさんありましたか？
はい。外画は本当に初めてで、無我夢中でチャンレンジしている状態なので、先輩方にたくさん教えていただきながら、いろいろな技を盗みながら頑張ります！
――現場ではアドバイスをしてもらったことはありますか？
女性警察官のカリーナ役を演じている、事務所の先輩でもある浅野真澄さんから、優しく親切にアドバイスをいただいてます。
――緊張感もありつつ指導もしていただきつつですね。
そうですね！
――普段、辻さんはよく海外ドラマはご覧になりますか？お好きな作品などあればお聞かせください。
海外ドラマは大好きです！ サスペンス系だと、今ハマっているのが『GRIMM/グリム』です。ちょっとダーク・ファンタジーなんですけど...。明るいジャンルでは『ハイスクール・ミュージカル』とか！ミュージカルものは好きですね。『Glee』 も観ています。
――ダークな作品も明るいテイストの作品もいろいろなジャンルがお好きなんですね。
はい。外画の吹替作品では、一番最初にこの『凍てつく楽園』というサスペンスドラマのお話をいただいて、私自身サスペンスが好きなので、テンションが上がりました。私は子供っぽいところがあるので、内容としては明るい方がやりやすいのかな、と思ってましたが、実際やってみるそんなことはなく、楽しかったというか...なんかとにかくテンションが上がりました！
――こちらの『凍てつく楽園』ですが、スウェーデン語ですよね。合わせるのが難しい言い回しなど、演じる上で、何か気をつけたポイントなどありますか？
片耳で原音の声を聞きながらアフレコするんですけど、巻き舌のようなイントネーションの言葉が多いなと感じました。スウェーデン語を初めて聞きましたが、私はスウェーデン語を勉強してもわからないだろうなと思ってしまって...（うなだれ気味(笑)）
――あら...あきらめてしまった？スウェーデン語に関しては(笑)。
英語の方が分かるな、と（笑）。
――そうだったんですね。ほかに興味のある言語や学んでみたい言語はありますか？
英語は日常会話くらいはできるようになりたいと思います。あとはフランス語ができたらかっこいいですね。でもフランス語は難しいとよく聞くので、挫折してしまうのではないかと思ったり...。
――ぜひフランス語にも挑戦にして、いつかフランス語ドラマの吹替も、楽しみにしております！
がんばります！
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――そのほか、ぜひこのシーンを楽しみにしてほしいというところがあれば教えて頂けますか？
はい。第1話ですと...全部良いんですよね！トーマスという刑事も過去に色々あって、おとなしいというか奥が深いというか...、かっこいいんですよね、オーラが！イケメンなおじさんというか！
――ありがとうございます。イケメンのおじさんが見どころポイントとして出ましたので、このドラマに限らず、好きなイケメンスターなどいらっしゃるかお聞きしてもいいですか？
映画に飛んじゃっていいですか？
――どうぞどうぞ。
もう、ジョニー・デップさん、めっちゃかっこいいですよ！！(笑)
――（笑）。彼のどのあたりがお好きですか？
不思議な役をできるところがいいですね。『アリス・イン・ワンダーランド』のマッドハッターをやった時、観ていて全然不自然じゃないんですよ、本当にすごいなと思って！
――そうですよね。ジョニー・デップを映画の中ではじめて観たのはいつ頃ですか？
小学生の頃ですね...一目ぼれかな(笑)
――ちなみに作品は？
『パイレーツ・オブ・カリビアン』です。
――かっこいいですよね、男性にも女性にも人気ですよね。
はい。あとは、グリムに出てくる狼男のモンローも結構好きなんですよ。
――結構年齢上の方、大丈夫なんですね...。
あ、大丈夫です！ すみません、私割とななめなんですよ、趣味が(笑)。
――貴重な情報をありがとうございます！同じくらいの若手のスターでは誰かいますか？
逆に難しいですね、そっちのほうが。どちらかというと年齢上の方が私好きなので...変ですよね(笑)
――いやいや、そんなことないですよ。
かっこいいというか、大人の雰囲気というか。特に外画だと、その人の演じる世界観に引き込まれたりするので、それが好きだったりします。
――そうすると、ジョニー・デップの演技を見て、ご自身がお芝居の世界に入るきっかけになったかもしれないと。
はい。私は日本人なので、外画の世界で、何か出演できるチャンスといったら、吹替の声しかないなと思って！今回その世界に私も行けるんだと思ったらドキドキが止まらなくて！
――ドキドキが伝わって来ました！今回演じる少年・シモンの役のほかに、挑戦してみたい役柄はありますか？
はい。先輩とかぶっちゃうんですが、女性警察官のカリーナですね。
――なるほど。カリーナの役も狙いながら、ということですね（笑）
いやいや、事務所の先輩なので！(笑)
――声のお芝居の世界に入られたきっかけについて伺いたいのですが、海外ドラマや映画に限らず、好きな作品を教えてください。
そうですね、アニメは本当に数えきれないくらい好きな作品があります。まずディズニー作品をよく観ます。私もその世界にいけたらステキだろうなと思ったところから始まったり。あと『バンビ』だったかな、これは母から聞いたのですが、私が小さい頃、英語版の作品で字幕も出ていないんですけど、そのキャラクターのセリフを丸暗記して、全部しゃべっていたという...今の私は何も覚えていないんですけど(笑)。
――すごいですね！
今、その技術が欲しいです(笑)。またそれができるようになったらと！
――潜在的にその能力があるんでしょうね、きっと。そのうち出てくるかもしれませんよ。
ならいいんですけど、それを望みつつ！
――他にもディズニー作品で心に残ったものはありますか？
『塔の上のラプンツェル』ですね。『アナと雪の女王』も観たのですが、ラプンツェルが一番きゅんきゅんするところがあったというか、心からかわいいなって。
――ラプンツェルは中川翔子さんが吹替ですよね。憧れますか？
中川翔子さんは歌も歌ったりテレビのバラエティ番組でトークも面白かったり、アニメの吹替もやりますし、やっぱりすごいなって思います。
――『塔の上のラプンツェル』のストーリーのポイントはやはり、ナイスミドルになりかかった青年ユージーンとの恋というか...。
それです！！わたし、どのキャラが一番好きかって言われたら、ユージーンなんですよ！
――だんだん、辻さんのタイプが明確に分かってきました(笑)。雰囲気が「ナイスミドル」の殿方と。そういう感じなんですね。
そうなんです、その系というか。なんか、すみません（一同爆笑）
――それでは最後に、今後挑戦していきたいことについて、お聞かせください。
海外ドラマの吹替はアニメのアフレコとは全然違いますし、今回吹替を経験して、外画の世界って本当に面白いなと思いました。私の演じる声で視聴者の皆さんを作品の世界に引き込めるよう、頑張って演じていきたいと思います。みなさんどうぞよろしくお願いします！
北欧サスペンス『凍てつく楽園 ～死者は静かな海辺に～』は、7月21日（月・祝）16：00より、WOWOW プライムにて全3話連続放送。
第1話7月21日（月・祝）16：00～
第2話7月21日（月・祝）17：00～
最終話7月21日（月・祝）18：00～
詳しくは、WOWOW番組ホームページよりご覧ください
辻美優がパーソナリティを務めるラジオ番組『辻美優・花房里枝・高橋美衣の美声女学園♪放課後ラジオ部』は文化放送AM1134kHzで毎週（金）21：30より大好評放送中！PC・スマートフォンの方はradikoでもお聴き頂けます。
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Photo:辻美優
『凍てつく楽園 ～死者は静かな海辺に～』
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