『ブレイキング・バッド』がウォーレン・バフェット氏に与えた影響とは?

今年度の第66回エミー賞で、主要5部門(ドラマ・シリーズ部門作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞)を獲得した『ブレイキング・バッド』。アメリカでは既に放送終了しているが、今なお根強い人気がある。

世界有数の資産家であり、「投資の神」と称されるウォーレン・バフェット氏も大の『ブレイキング・バッド』ファンの一人だ。好きが高じて、自身が会長兼最高経営責任者を務める世界最大の投資持ち株会社バークシャー・ハサウェイの株主総会では、『ブレイキング・バッド』のパロディ動画を上映したり、自らウォルターに扮したクリスマス・カードを作成したりしているほどの熱狂ぶり。そこで、ネブラスカ州オマハにあるベーカリーA Sugared Plum は、8月30日に84才になったバフェット氏のために、『ブレイキング・バッド』を題材にした特製・誕生日ケーキを作成。このケーキは、ウォルターとジェシー、そしてキャンピングカー、ピンクのテディベア、化学式のプレートなど、『ブレイキング・バッド』関連のキャラクターや小道具でできた大作。これにはバフェット氏も大喜びで、同社のfacebookでは、大はしゃぎするバフェット氏の写真が掲載されている。

さらに興味深いのは、バフェット氏がウォルターをビジネスマンとして認めているという点。「もしも私が誰かと対等に張り合うことになるとしたら、彼こそが相手だろう」と、ウォルターの手腕を高く評価しているとのこと。

ウォルターは、ドラッグ生成に手を出したことがきっかけで、さまざまな危機に巻き込まれるものの、次第に狡猾さを身につけ、ドラッグビジネスを牛耳る闇のボスに成長。一方、バフェット氏は堅実な銘柄選びで巨額の冨を築き上げた優良投資家である。一見、二人の間に共通点はなさそうだが、バフェット氏がここまで惚れ込む人物、ウォルターには、きっと"何か"があるのだろう。

『ブレイキング・バッド』ブルーレイ&DVDは、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントよりSEASON1~4が好評レンタル/発売中。シーズン5・6は10月3日(金)より発売開始。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ブレイキング・バッド』
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