『ウォーキング・デッド』スピンオフに『ハリー・ポッター』トム・リドル役のフランク・ディレインが出演

米AMCが大ヒットシリーズ、『ウォーキング・デッド』のスピンオフを製作中であることはすでにお伝えしたが、同作の仮名とキャスト2名がこのほど明らかにされた。同スピンオフは現在、関係者の間で『Cobalt(原題)』の名で呼ばれており、映画『ハリー・ポッター』シリーズで少年時代のトム・リドル役を演じた英俳優フランク・ディレインとオーストラリア出身の新進女優アリシア・デブナム=ケアリーの2人がキャスト入りしたことがわかった。米Deadline Hollywoodが報じている。

『Cobalt』は、AMCが9月にパイロット版をオーダーしたファン待望のスピンオフ作品。ゾンビがもたらした終末世界をオリジナルシリーズとは異なる地域を舞台に描く。物語の中心となるのはバツイチの男性教師、ショーン・カブレラと女性カウンセラー、ナンシー・トンプキンスの2人とされ、フランクが演じるのはナンシーの息子で薬物依存症のニックだという。また、アリシアは彼の野心家の妹アシュリーを演じることが決定した。

フランクは人気シリーズ、『ゲーム・オブ・スローンズ』でスタニス・バラシオンを演じたスティーヴン・ディレインの息子。2009年公開の映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でハリーの天敵ヴォルデモート卿ことトム・リドルの少年時代を演じ、怪しい存在感を印象づけた。その後も順調に映画出演を重ね、来春にはロン・ハワード監督による『In the Heart of the Sea(原題)』の公開を控えている。

一方のアリシアは、オーストラリアのTVシリーズなどで活躍後、今夏に公開された映画『イントゥ・ザ・ストーム』でハリウッド・デビューを果たした若手女優だ。『ウォーキング・デッド』のメイクアップ・アーティスト、グレゴリー・ニコテロも参加したAMCのパイロット、『Galyntine(原題)』にも出演するなど、年々活躍の場を広げつつある。

『Cobalt』の撮影は今月中にも開始する見通しだという。オリジナル版は、先月末に本国アメリカで放送されたシーズン5前半のフィナーレが約1480万人のシリーズ最高視聴者数を記録するなど、圧倒的な人気が続いている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ハリー・ポッター』少年時代のトム・リドル役 フランク・ディレイン
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