巨匠テリー・ギリアム監督作の中でも伝説的作品と名高い『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』。これらに続く近未来映画『ゼロの未来』が、5月16日(土)より全国公開されるが、それにあわせてテリー・ギリアム監督の来日が決定した。
【関連コラム】テリー・ギリアムの原点、30年ぶりの再結成! モンティ・パイソン・ライブに行って来た!
熱狂的なファンをもつイギリスのコメディグループ"モンティ・パイソン"のメンバーであり、『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』という伝説の傑作から、『ブラザーズ・グリム』、『Dr.パルナサスの鏡』というエンターテインメント超大作まで、多くの映画を手掛けてきた名匠テリー・ギリアム監督。
これまで、マット・デイモン、ヒース・レジャー、ジョニー・デップ、ブラッド・ピットなどの大スターたちを虜にしてきた監督が、本作では2度のアカデミー賞に輝く名優クリストフ・ヴァルツ(『ビッグ・アイズ』)を主役に迎え、抑圧された世界に生きる男が変化していく様を力強く描き出す。相手役には『海の上のピアニスト』を始め、数多くの映画で活躍するフランスの女優メラニー・ティエリー。そして『ハリー・ポッター』シリーズや『博士と彼女のセオリー』にも出演のデヴィッド・シューリス、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブタペスト・ホテル』などに起用された注目の若手ルーカス・ヘッジズなどが物語を導くキーパーソンとして登場している。
そしてこの度、巨匠テリー・ギリアム監督の来日が正式に決定。ギリアム監督は故ヒース・レジャーの遺作となった2010年の『Dr.パルナサスの鏡』以来、5年ぶりの来日となる。監督は初めて日本を訪れた際に秋葉原でカルチャーショックを受けたそうで、「『ゼロの未来』のオープニング・シークエンスは、「私の秋葉原旅行そのものなんだ」と語り、日本に特別な想いを持っていることを明かしている。74歳で今もなお現役第一線で活躍するテリー・ギリアム監督が日本に来る貴重な機会となる今回、監督は日本のファンに向けて「私の最新作『ゼロの未来』が、もうすぐ日本でも公開されます。また日本のみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。応援よろしくお願いいたします」と、丁寧かつ熱いメッセージも寄せている。なお、監督の来日は3月下旬より記者会見をはじめプロモーション活動が展開予定。
『ゼロの未来』は5月16日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館他にてロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゼロの未来』
(C)2013 ASIA & EUROPE PRODUCTIONS S.A. ALL RIGHTS RESERVED.