現代のロンドンを舞台に名探偵シャーロック・ホームズが活躍する、英BBCの大人気ミステリー『SHERLOCK シャーロック』。同作のクリスマス向け特別番組が、舞台をオリジナルの19世紀に設定した90分編成の個別エピソードになることがわかった。英Digital Spyが報じている。
番組クリエイター&脚本家のスティーヴン・モファットによると、今回のクリスマス・エピソードは「(その後に放送されるシーズン4の)3話とはまったく別の独立したエピソードになる」とのこと。「だからこそ、ご覧のとおり、舞台をビクトリア時代に設定することができたんだ。共同クリエイターのマーク・ゲイティスと私はずっとこれがやりたくて、スペシャル番組の独立したエピソードでようやく実現することができた」と、同企画への意欲を示した。
2月にロンドンにて、ベネディクト・カンバーバッチが原作ホームズのトレードマークである鹿撃ち帽とインバネスコートという姿で目撃されて以来、ファンの間で"一体これはシーズン4の夢シーンか、あるいは仮装パーティーのシーンなのか"と、衣装をめぐる憶測が飛び交っていたが、まさか現代設定が売り物である同シリーズがオリジナルの時代に逆戻りするとはファンも想像していなかったようだ。
確かに、一話限りでベネディクト版の正統派シャーロックを見せるという趣向はかなり魅力的だ。特別エピソードの撮影はほぼ完成しており、モファットもその出来栄えには大変満足しているという。
特別エピソードの放送日は発表されていないが、おそらく12月にオンエアされる予定。番組ファンにとっては、何よりのクリスマス・プレゼントとなりそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『SHERLOCK シャーロック』シーズン3(字幕版)は、ミステリー専門局AXNミステリーにて5月7日(木)22:00より放送
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