9月27日にアメリカで放送された2時間TVムービーをもって、ついに終了となった大人気の犯罪捜査ドラマ『CSI:科学捜査班』。2000年にスタートした長寿ドラマの幕切れを惜しむ声は多いが、続編が製作される可能性があるようだ。米Varietyが、企画原案・製作総指揮を務めるアンソニー・E・ズイカーのコメントを伝えている。
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ズイカーはまず、以前同シリーズを去っていたグリッソム役のウィリアム・ピーターセンとキャサリン役のマージ・ヘルゲンバーガーを、このTVムービーで再び迎えられたことについて言及。「ビリー(ウィリアム)とマージをもう一度チームに迎えられて、信じられないくらい幸せだった。トップレベルの俳優と一緒に仕事をするのは素晴らしいことだからね。今回の撮影では、証拠を前にしたウィリアム・ピーターセンがどんなに自然な演技を見せることができるかをあらためて目の当たりにしたよ。あるシーンで、彼はバラバラになった状態の爆弾の破片を観察し、頭の中でその爆弾を完成させてみせるんだ。彼の演技に現場のみんなも魅了されてしまい、監督は『カット』の声をかけ忘れてたくらいさ」と、具体的なエピソードも交えて語った。
またズイカーは、TVムービーではファイナルカットを自分が行ったことを明かしており、「すでに何度も見たけど、とても満足のいく出来だよ」と自信をのぞかせている。
そして最後に、番組終了が正しいタイミングだったかと思うかを聞かれると、「本当に完全に終了するまで、終わりというものはないんだ。ラスベガスほどセクシーでクールなものはない。リブートの可能性はいつだってあるよ。『CSI 2.0』としてね」と、続編が製作される可能性はあると口にした。
10月から米CBSでシーズン2が放送開始となるスピンオフ第3弾『CSI:サイバー』や、『CSI:マイアミ』『CSI:ニューヨーク』も合わせて、800話以上が製作されてきた『CSI』シリーズ。ラスベガスを舞台にした本家が再び見られる日が来るのか、今後の情報に期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『CSI:科学捜査班』シーズン15
(C)2015 CBS Studios Inc.