『ハリー・ポッター』のワーナー・ブラザースが贈る、誰も知らないピーターパンを描いた感動のファンタジー映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。10月31日(土)についに公開された本作は、『ハリー・ポッター』シリーズを超える大規模セットも見どころの一つだ。ジョー・ライト監督が、セットのおかげで映画に魔法がかかったことを明かしている。
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ピーターパンの舞台といえば、欠かせないのが夢の世界ことネバーランド。本作では、幻想的な生き物が現れるネバーウッド、カラフルな先住民の移住地ツリービレッジなど、誰もが子ども時代に思い描いたであろう心踊るファンタジーの世界が、イメージそのままに表現されている。
そんなネバーランドのシーンの多くは、実際にセットを作って撮影されたというから驚きだ。しかも、撮影場所は『ハリー・ポッター』シリーズと同じスタジオで、作られたセットの数々は同シリーズをゆうに超えるほど大規模なものだったという。そのスケールを「英国史上最大」と称したライト監督は、セットにこだわる理由について、「俳優たちにリアル感だけでなく、ネバーランドというワクワクする世界を再認識させ、実際に"遊ぶ"場所を与えるため」と説明。その言葉通り、カラフルなツリービレッジでの撮影初日はキャストはもちろん、撮影現場の全員が大興奮だった様子。建築に13週間をかけた、幅100メートル、奥行き50メートル、高さ45メートルの巨大なツリービレッジのセットにキャストとエキストラが揃うと、まさにそこは"別の世界"となったそうだ。
監督は、「スケールの大きいセットのおかげで、ネバーランドをリアルに描くことができた。素晴らしいキャストたちは、海賊や戦士や冒険家を演じる準備をしっかり整えて毎日セットに現れた。子どもの頃は心の中でそういう場だとイメージすることしかできなかったものすべてが、ここでは実際の環境だったので、一種のカラフルな万華鏡の三次元世界で本物の冒険になったんだよ」と話している。
そんなネバーランドでは、母を探すピーターの冒険や、ネバーランドを牛耳るために猛威を振るう黒ひげとの戦い、先住民の姫タイガー・リリーと若き日のフック船長の恋模様(?)などが描かれる。カラフルでファンタジックな世界を3Dで体感すれば、ピーターと一緒に冒険している気分を味わえるはずだ。
『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は全国で大ヒット上映中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』のツリービレッジ(下)
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