『バフィー ~恋する十字架~』のザンダー役や『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のケヴィン役で知られるニコラス・ブレンドンが、トーク番組『The Dr. Phil Show』に再び出演して自殺未遂の詳細を赤裸々に語った。
ニコラスといえば、近年は公共の場で泥酔しホテルで大暴れするなど、たびたび警察沙汰を引き起こすお騒がせセレブとして有名だが、10月には恋人に暴力を振るって今年4度目の逮捕となった。毎回、騒動を起こすたびに反省のコメントを発表しては、うつ病やアルコール依存症のためのリハビリ施設の入退院を繰り返している。
同番組には8月にもゲストとして登場したニコラスだが、インタビューの途中でホストであるドクター・フィルの質問に激昂し、さっさと退場してしまった。これで完全にプロ失格の烙印を押されたが、今回ようやく再登場して弁明するチャンスを得たようだ。
米TV Guideによると、ニコラスは攻撃的だった前回の態度とは打って変わって神妙な面持ちで登場。そして「9月にステーキナイフで手首を切った。今も左手はしびれたままだ」と告白した。フィルに「その日、死のうとしていたのか」と尋ねられると、「きっと誰かに話を聞いてほしかったんだと思う。助けを求めていたんだろうね」と答えた。さらに10歳の頃、2年間にわたり音楽教師から性的虐待を受けていたことを告白。その教師は1981年に逮捕されたが、ニコラスは今もそのトラウマに苦しんでいると明かした。
「あの時のことを今も毎日のように考えてしまう。数年間にわたって性的虐待を受けた挙句、守ってくれるはずの人たちにもお前のせいだと非難されたら、誰だって激しく混乱して、とてつもない悲しみに打ちひしがれるよね」と涙ぐむニコラス。番組終了後、そのままリハビリ施設へと向かったようだ。ファンのためにも、一日も早く回復してもらいたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『バフィー~恋する十字架~』
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