2015年3月、「普通の22歳になりたい」との理由で、英大人気ボーイズグループ、ワン・ダイレクション(以下1D)から脱退したゼイン・マリク。彼が、「連絡を試みたが、1Dの他のメンバーとは音信不通状態だ」と明かしていることが分かった。
米E!Onlineによると、米音楽雑誌Billboardのインタビューに応えたゼインが、脱退後の1Dメンバーとの関係について吐露している。「ある状況に何かを望んでも、完全に逆なことが起こることがある。メンバー全員と友達でいたいと思っていたけど、何人かは電話番号が変わっていたし連絡も来ないんだ。連絡しても返事をくれないし、プライドが髙い奴もいるからね。でも時間が経てば、どうってことはなくなるさ」というゼインは、メンバーとケンカをしている訳ではないが、距離を置いた状態であることは間違いないようだ。
1D在籍中は、自分で思うような音楽が作れなかったというゼインだが、"メンバーだけで音楽全てをコントロールできていたとしても、物足りなかっただろう"とも語っている。「純粋にグループにいることを楽しんでいたし、グループ内で自分の個性を出せるよう何でもやった。だけど、ミュージシャンとしては無理だった。他のメンバーはインディ・ロックが好みで、いい音楽だけど、僕の出身地ではインディ・ロックなんてクールじゃなかったからね」と、メンバーと音楽のテイストが大きく異なることも打ち明けている。
昨年11月、ゼインの特集を組んだ音楽雑誌The Faderがネットで特別映像を公開した際、ゼインのソロ・デビューアルバムに収録予定の曲「Befour」の一部が、バックグラウンド音楽として使用されていた。ヴォーカルは入っていないが、ゼインが以前から望んでいた、明らかに1Dとは違う音作りがうかがえる曲となっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:ゼイン・マリク
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