
全米で放送中の大人気ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』シーズン11に、シーズン7でレギュラーを降板したエミリー役のパジェット・ブリュースターがゲストとして復帰した。米TV Lineが報じている。
FBIのBAU(行動分析課)チームを去ったエミリーは、現在ロンドンのインターポール(国際刑事警察機構)に勤務しているという設定で、追跡中の "氏名不詳の連続殺人犯"が、警察の目を巧妙に潜り抜けて、次はアメリカに標的を定めていると確信し、かつての仲間に捜査協力を求めて連絡し、合同捜査するというストーリーだった。
ショーランナーのエリカ・メッサーや『クリミナル・マインド』のチームは、昨年夏にジェニファー・ジャロウ役のA・J・クックが産休に入る際も、パジェットに参加してもらうことを考えていたが、彼女が米FOXのコメディ『Grandfathered(原題)』に出演するため断念していた。そして、シーズン9で一度復帰していた彼女が今一度戻ってくることが決まったことについて、メッサーは「ようやく彼女に参加してもらうことができてとても興奮しているわ。何よりタイミングが完璧だった」と述べている。それは、11年間レギュラー出演していたデレク・モーガン特別捜査官役のシェマー・ムーアが、先週番組を降板してしまったからだという。
「シェマーが去って、私たちには何か大きな支えが必要だった。だから、エミリーが戻ってきてくれること以上に嬉しいことはないわ」と、チームから大きな期待を寄せられ復帰したパジェット。「レギュラー出演していた時と比べて、よりエミリーらしくなっていたわ」と、メッサーは彼女の復帰の様子について明かしている。また、共演者たちも復帰を喜んでいるといい、「最初こそ少し戸惑っていたみたいだけど、すぐにみんなの中心になって話していたわ」と、チームにもすぐに溶け込めたようだ。
かつて自身もレギュラーを降板した経験から、シェマーが去った今の現場を理解することができるのはパジェットしかいないのだろう。メッサーは、「彼女の復帰は現場に笑顔と愛をもたらしてくれたわ」と述べている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『クリミナル・マインド FBI行動分析課』©ABC Studios