ダニエル・クレイグの"ボンド卒業"報道を受け、新ボンドの候補に『X-ファイル』のスカリー役でおなじみのジリアン・アンダーソンが一部のファンの間で挙がっていることは以前お伝えした通り。そんな彼女のことを、『ハンニバル』で共演したマッツ・ミケルセンも支持しているようだ。英Digital Spyが伝えている。
マッツは、次のボンド役の候補にジリアンが浮上していることについて、「僕は、ジリアンはパーフェクトな人選だと思うよ。彼女は素晴らしい人で、間違いなく素晴らしい女優だよ」と絶賛し、後押しした。
しかし、ダニエルのボンドデビュー作『007/カジノ・ロワイヤル』に悪役のル・シッフル役で出演していたマッツにとって、今の『007』との別れを簡単に言いたいわけではないようで、「ちょっと待ってみようよ。ダニエルはまだ決断していないかもしれないし。僕らには何もわからないよね」と、ダニエルが続投するかもしれない可能性を捨てていないとした。さらに、ダニエルがボンドを引退することは悲しいか? と聞かれると、「もちろんだよ。初めて共演した映画が『007』だからね。彼はものすごいプレッシャーを受けていたんだ。毎朝誰よりも早く起きては、"お前じゃだめだ""ふさわしくない"というニュースの見出しを見ていたんだよ。それは、世界中のどの俳優が受けるプレッシャーよりも大きかったはずだ。でも、彼はそんなことを言っていた人たちを見返してみせた大きな仕事をしたのだから、こんな議論されるような去り方をするべきではないんだ」と、ダニエルが成し遂げた偉業を称えて、進退については彼の意思を尊重する姿勢を見せた。
マッツは、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『Doctor Strange(原題)』や、『Rogue One: A Star Wars Story(原題)』といった出演作の公開が控えている。(海外ドラマNAVI)
Photo:ジリアン・アンダーソン
(C)Ima Kuroda/www.HollywoodNewsWire.net