大ヒット青春ミュージカル『Glee/グリー』のカート役でブレイクしたクリス・コルファーは作家としても活動中で、今月12日(火)から児童書「Land of Stories」シリーズの最新作「An Author"s Odyssey」の全米ツアーをスタートさせている。そんな彼に、米Entertainment Weeklyがインタビューを敢行。作家としてのクリスの考えが明かされている。
まず、シリーズ5作目となる「An Author"s Odyssey」で読者に何を楽しんでもらいたいかと聞かれたクリスは、「これは、自分が描いたキャラクターたちに出会い、自分の想像していた世界が存在している環境を目の当たりにするある作家の物語なんだ。実は、僕の脚本家としての経験を基にしているんだよ。自分が描いたものが、目の前で生きている。これはシリーズに反映できる面白い要素だと思ったよ」と、自身の経験から今回のエピソードを思いついたことを説明した。
続けて、自分が描いたキャラクター、アレックスとコナーをどのファンタジーに登場させたいかと質問されると、「アレックスとコナーをハリー・ポッターに会わせたいけど、問題になるだろうからやらないよ。『オズの魔法使い』や『不思議の国のアリス』のような古典的なファンタジーは、残念なことに今の世代の子どもたちにあまり知られていないから、『ハリー・ポッター』を登場させるアイデアはいいと思うんだけどね。最近の脚色ではこれらの作品が本来持っているモラルや伝統的なストーリーが失われてしまっているから、今の子どもたちに本当に面白いファンタジーを紹介できたら素晴らしいんだけど」と、世界中で大ヒットした「ハリー・ポッター」とのコラボを胸に秘めていることも明かしている。
2012年から続く「Land Of Stories」シリーズが、来年出版される6作目で終わりになると語ったクリス。しかし、作家としてのアイデアが尽きることはないようだ。「僕はシリーズのスピンオフをたくさん持っているんだ。今年の10月には、『The Land of Stories: Treasury of Classic Fairy Tales and Rhymes』を出版するよ。それから、『Trollbella Throws a Party』という絵本や、(イギリスの有名な童話)『3びきのくま』のキャラクターを基にしたグラフィック・ノベルも出すよ」と、今後も数多くの書籍を出版する予定があることを話している。
俳優としてだけでなく、作家としても目覚ましい活躍を遂げているクリスに、今後も注目していきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:クリス・コルファー
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