エレン・ポンピオが『グレイズ・アナトミー』に出続ける理由

米ABCの大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』で主人公のメレディスを演じるエレン・ポンピオが、同番組に出続ける理由について語っている。米Varietyが報じた。

2005年に放送開始となった同作はこの秋からついにシーズン13に突入する。オリジナルメンバーをはじめ、これまで多くのレギュラーが番組を去る中、このシーズン13のタイミングで契約を延長したエレン。彼女が主役を張り続ける理由は、ハリウッドで若さが重視される傾向にあるという。「この番組を続けている主な理由は、年齢のためよ。33歳の時、ハリウッドにおける自分の"賞味期限"が迫っていることは分かっていたわ」と語る彼女は、番組開始時に35歳で現在は46歳。「30代後半から40代前半までの間に新しい役を探そうとしていたら、大変な思いをしたでしょうね」と、年齢が上がるにつれて女優は役がかなり制限されると言われる業界で働くことの不安を明かした。

もちろん、番組に対する愛情も示しており、「こんなに成功している番組を去る理由はないわよね。『グレイズ・アナトミー』に出続けられることを感謝し、行けるところまで行ってみることに決めたの。残ることに決めてすごく満足しているわ」とコメント。

とはいえ、長く同じ役を演じてきたことで自身の年齢を感じることもあるようだ。「自分が番組の中で老けていくのを見るのはみじめな気分ね。正直に言って、それがこの仕事の一番辛いところだわ」とエレン。「でも、肉体的な美のことで頭が一杯というわけじゃないの。だって誰でも年を重ねていくものなんだから。人生において見た目はそこまで重要ではないということは、少しずつ分かってくるものなのよ」と、決してとらわれてはいないことも説明している。(海外ドラマNAVI)

Photo:エレン・ポンピオ(『グレイズ・アナトミー』)
(c) ABC Studios