俳優のマイケル・ダグラス(『アントマン』)の息子キャメロン・ダグラスが、ヘロイン所持とメタンフェタミン販売で有罪判決を受けて収監されていたが、約7年ぶりに出所したことが分かった。米E!Onlineが報じている。
当初、キャメロンの禁固刑は5年間の判決だったが、服役中に刑務所内に薬物を持ち込んだことで刑期が延長されていた。その結果、釈放は2018年の予定だったが、すでに出所し、現在はニューヨーク市・ブルックリン地区の社会復帰訓練所で生活しているという。キャメロンは、マイケルと前妻ディアンドラとの間に生まれた息子で、二人は23年間の結婚生活の末、2000年に離婚。マイケルは同年9月に女優のキャサリン・ゼタ・ジョーンズと再婚している。
マイケルは、2013年にマット・デイモンと共演した『恋するリベラーチェ』でエミー賞リミテッドシリーズ/TV映画部門主演男優賞を受賞した際のスピーチで、「私の長男、キャメロンにどうか会わせてほしい」と切実な気持ちを訴えていた。「息子は連邦刑務所にいる。人生の大半をドラッグ常用者として過ごしていた。2年間独房で監禁されており、この間、一度も彼に会えていない。このような処罰の一部は、もしかしたら、50万人もいる非暴力的な麻薬関連の囚人たちをドラッグに溺れさせてしまうかもしれないと思う。1年以上このシステムに疑問を訴えている。もちろん最初は完全に自分の息子に失望していたよ。でも、今はこのシステムに対しての失望の方が大きくなっているんだ」と、ドラッグ常用者の処罰に対する疑問を投げかけていた。
また、キャメロン自身も服役中に自らの過ちを告白し、非暴力的な犯罪者のための刑務所改革の要求を、米Huffington Post紙に綴っていた。(海外ドラマNAVI)
Photo:収監前のキャメロン・ダグラスとマイケル・ダグラス
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