話し合いが進行中の『X-ファイル』新シーズン、エピソードは8話以上?

1993年から9シーズンにわたって放送され、映画も2本作られた米FOXの人気シリーズ『X-ファイル』。今年1月に全6話のシーズン10(『X-ファイル2016』)が製作され、さらに今後もシリーズが続いていく可能性があることは以前お伝えした通りだが、現在企画が進む新シーズンは8話から10話までの範囲で製作が検討されているようだ。米TV Lineが報じている。

FOXテレビジョン・グループのダナ・ウォルデン社長が、TV批評家協会による夏のプレスツアーに登場し、シーズン11の現状についてコメント。「まず、我々はより多くのエピソードを製作したいと思っています。前回は、デヴィッド(・ドゥカヴニー)、ジリアン(・アンダーソン)、クリエイターのクリス(・カーター)のスケジュールを合わせることが本当に難しかったのです。ジリアンは英国で、デヴィッドはニューヨークとカリフォルニアで暮らしていたものの、ドラマの撮影地はカナダのバンクーバーでした。ですから、みんなのスケジュールを調整して、バンクーバーで撮影する時間を確保するところから始めました」と、撮影期間が短かったことで6話しか製作できなかったと説明した。

それでも製作側もシリーズを続けたい気持ちは強いそうで、FOXエンターテイメントの代表デヴィッド・マッデンは、「新しいシリーズを作りたいと思っています。スケジュールの調整は難しいですが、全力で取り組んでいるところです」と、企画を進めていることを明かしており、ウォルデンCEOも「もっとやれただろうと話し合っていたところです。さすがにフルシーズンで製作することはイメージできませんが、それでも8話から10話ほど作ることができたら、本当に嬉しいですね」と、具体的な数字を提示して新シーズンの企画について説明している。

また、6月下旬の時点でスカリー役のジリアンが、出演交渉の話はまだないと明かしていたが、ウォルデンによれば、現在はジリアンのほか、モルダー役のデヴィッド、カーターとも話し合いを進めているという。(海外ドラマNAVI)

Photo:『X-ファイル 2016』
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