世界中で大ヒットしている大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のプロデューサーであるクリストファー・ニューマンが、中国史上唯一の女帝として知られる則天武后を主人公にした新作を手掛けることが明らかになった。
米Hollywood Reporterは、ニューマンが製作を担うStarlight MediaとK. Jam Mediaが契約にサインをしたと報じている。女帝・武則天を主人公にしたこの『Empress(原題)』は13話構成。Starlight Mediaは本作のために7000万ドルの予算を用意しているという。撮影は中国の四川省にて2017年に始まり、翌年に放送される予定。
中国史上唯一の女帝は冷酷かつ狡猾に政治を動かした人物として有名だが、聡明で機知に富み、ユーモアがあることでも知られていた。本作では、唐朝第2代皇帝・太宗が多数持つ妃の一人から、第3代皇帝・高宗の皇后となり、権力を握って隆盛を極めるまでの彼女の人生を描く。ニューマンは製作総指揮を務める。
K. Jam Mediaのキア・ジャムCEOは「パートナーのクリスと私はすでにワールドクラスのチームを集め始めており、Starlight Mediaで仲間と一緒に楽しんで仕事をしています。このドラマは陰謀と歴史と権力の物語で、我々は何シーズンも続くシリーズになることを望んでいます」と、作品にかける意気込みを述べている。
七王国の王座争いを描く『ゲーム・オブ・スローンズ』には数々の印象的な女性キャラクターが登場してファンを魅了しているが、『Empress』もそれに続けるだろうか。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』
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