ジョン・レノン殺害犯のマーク・チャップマン、仮釈放をまたも却下される

ビートルズのジョン・レノンを殺害し、無期刑の判決を受けたマーク・チャップマンの、9度目となる仮釈放申請が却下されたことが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じている。

チャップマンは1980年12月8日、ニューヨーク市内のダコタ・ハウスの前でオノ・ヨーコと一緒にレコーディング・スタジオから帰ってきたジョンに発砲。数発の銃弾を浴びたジョンはルーズヴェルト病院に運ばれるも、出血多量で帰らぬ人となった。チャップマンは有罪となり無期の禁固刑を言い渡されたが、無期刑では服役してから20年が経つと2年ごとに仮釈放を申請できるため、彼も2000年から申請をしてきたが毎回却下されている。

New York Daily News紙によると、3人による審査会によって、理由は明らかではないが9回目となる今回の申請も却下された。彼は2年後の2018年に再び仮釈放を申請できる。今年61歳となったチャップマンの仮釈放を求める5名の手紙が審査会へ届いたようだが、逆にオノ・ヨーコからは仮釈放に反対する手紙が寄せられたという。

2014年に行われた聴聞会では、チャップマンはキリストを発見したと主張し、ジョンを殺害したことは「馬鹿」なことだったと述べていた。さらに、混乱していた状態で「当時は多くの関心を求めていたため、それを彼にぶつけてしまった」と語っていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:逮捕された1980年当時のマーク・チャップマン
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