音楽業界の裏で繰り広げられる後継者争いを描く大ヒットドラマ『Empire 成功の代償』でクッキー・ライオンを演じているタラジ・P・ヘンソン。劇中で大物ミュージシャンを含む様々な相手と口論を繰り広げる彼女が、プライベートにおいて有名ラッパーでドラマの製作総指揮も務める50セントとSNS上で論戦を繰り広げて話題を集めている。米Peopleが報じた。
事の発端は、9月21日(水)に『Empire』のシーズン3がアメリカで放送開始となった直後、50セントが画像共有サイトInstagramに同作の視聴率が下がっているとコメントしたこと。「でも、トロフィーはあるんだから、気にするなよ」などと、同作の演技でゴールデン・グローブ賞などを受賞しているタラジに向けたメッセージを送ると、これに憤慨したタラジが、同日放送された全番組の中で『Empire』の視聴率が1位だという文面のスクリーンショットを掲載。「みんなを混乱させないために。これが真実。雑音なんか無視よ。時代遅れだわ。せいぜい過去の自分の成功を祝い続けるのね」と綴って応戦したのだ。
すると50セントがさらに"口撃"。「笑っちまうな。俺はこの前リー・ダニエルズ(『Empire』のクリエイター)に会ったよ。どうして『Empire』に出てくれないのかって聞いてきたから、俺にはやるべきことがたくさんあって、実は『Empire』に代わるドラマの企画を進めているって話したんだ。彼はなんてことをしているんだって顔で見てきたな。つまり、俺はドラッグディーラーで、やり方を教わったらその後釜に収まるわけさ」と、ダニエルズとのやり取りも明かした。これらの50セントによる書き込みはすでに削除されている。
しかし彼はその後、出演・製作を務める米Starzの『POWER/パワー』のシーズン3最終話の放送を宣伝する際に、「ここに競争は存在しない。あるのは『POWER』だけだ」と、再び挑発的とも取れるメッセージを投稿している。(海外ドラマNAVI)
Photo:タラジ・P・ヘンソン
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