(本記事は、『キャッスル』シーズン8のネタばれを含みますのでご注意ください)
今年5月に惜しくも終了してしまった米ABCの人気シリーズ『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』。同作で主人公のリチャード・キャッスルを演じてきたネイサン・フィリオンが、番組終了について心境を語った。米TV Lineが伝えている。
8年続いたキャッスルとケイト(スタナ・カティック)の物語は、最終話で7年後に飛び、彼らが3人の子どもと幸せに暮らしているというハッピーエンドで幕を閉じた。しかしながら、ネイサンはこの終わり方に納得できなかったようで、米New York Post のインタビューの中で、「視聴者が望んだままのようなフィナーレを迎えることは美しくはないよね」と発言。
「エンターテイント業界があくまでもビジネスだということは僕も分かっている。でも、自分の作品が打ち切りになるのはやっぱり嫌だよ。これまでに出演したドラマ全部が打ち切られてきたんだ! 僕の履歴書を見てみてよ。打ち切られた数々のドラマによって長いリストが作られているから。良かったことと言えば、ドラマへの出演を通して、たくさんの素晴らしい友人ができたことだね。作品で経験できたことに対して、本当に幸せだと感じているよ」
『キャッスル』終了後はドイツやロシアを旅行していたというネイサンだが、仕事に戻った現在は『モダン・ファミリー』にゲスト出演している。今後ももっと多くのTVドラマにゲスト出演したい気持ちが強いようで、特に大好きな『ウォーキング・デッド』に参加してみたいという。「僕はいつもゾンビになりたいと思っているんだ。これまで見てきたいろんなTVドラマの中でも、『ウォーキング・デッド』は出演者たちが芸術のために最も苦労しているドラマだと思う。アトランタで撮影することは簡単ではない。天気の問題だけでも難しいと思う。キャストのみんなは本当に、本当に頑張っていると思うよ」と、大好きなドラマへの憧れを語ると同時に、出演者への労いの言葉を送った。
『キャッスル』では予算削減のため、シーズン8の放送期間中にネイサンの相棒役を務めてきたスタナが同シーズン終了をもって降板することが決定。その後、ネイサンなど一部のキャストは契約を更新しており、新シーズン制作が見込まれていたが、その後、シーズン8での打ち切りという決断が下されていた。(海外ドラマNAVI)
Photo:ネイサン・フィリオン
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