2017年5月に配信予定の『スタートレック』の新ドラマシリーズ、『Star Trek: Discovery(原題)』の一人目のキャストがついに決定した。出演が決まったのは、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』でハリウッドデビューを果たしたマレーシア出身の女優ミシェル・ヨー。米Varietyが報じている。
ミシェルは、アクション女優として香港を中心に活躍。1997年に『トゥモロー・ネバー・ダイ』でハリウッドに進出すると、『SAYURI』『サンシャイン2057』『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』などに出演し、最近ではNetflixの『マルコ・ポーロ:百の眼』や米Showtimeの『ストライクバック:ラストミッション』に登場している。
キャスティングについてはほぼ決まっていると伝えられるが、詳しい情報はほとんど明かされておらず、今回のミシェルの出演決定が第一報となった。米Deadlineなどが彼女の役どころは艦長だと報じる一方、それは間違いだと指摘する声もある。Varietyが伝えた関係者情報によると、今回女性が演じる主人公のキャスティングについて、CBSは若いアフリカ系かラテン系の女優を探しているという。ファンから大きな期待が寄せられる本作に力を入れている局側は、よりフレッシュな顔ぶれを揃えようとしているようだ。
『スタートレック』シリーズがスタートしたのは1966年のこと。以降50年間、TVや映画で多くの作品が製作されてきたが、ドラマシリーズが作られるのは2001年から2005年まで放送された『スタートレック エンタープライズ』以来、約10年ぶりで、CBSの動画配信サービスCBS All Accessにとって初のオリジナル脚本のドラマになる。配信スタートはもともと2017年1月を予定していたが、製作陣が準備段階や撮影、ポストプロダクション工程にもっと時間が必要だとCBSに要請したことで、同年5月へ延期となった。先月末にはショーランナーのブライアン・フラーが降板し、『リベンジ』『ロズウェル/星の恋人たち』にも携わったグレッチェン・J・バーグとアーロン・ハーバーツが後釜に決まったことが報じられた。なお、今後フラーは製作総指揮として番組に携わっていくとのこと。(海外ドラマNAVI)
Photo:ミシェル・ヨー
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