ゴールデン・グローブ賞の"呪い"? 最多候補の米HBOが無冠に

今月8日(日)にロサンゼルスで行われた第74回ゴールデン・グローブ賞。受賞結果をめぐりいくつかのサプライズが起きたが、ある"呪い"が話題となっている。米Deadlineが伝えた。

映画・TVの功績を称える同賞において、TV部門では今回、最多14ノミネートを記録していた米HBOが無冠に終わった。これまでゴールデン・グローブ賞で数々の栄誉を手にしてきた同局は、今年も『ゲーム・オブ・スローンズ』『Veep/ヴィープ』という常勝組に加えて、放送開始直後から話題をさらった『ウエストワールド』、批評家から支持を集めた『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』と新作も前評判は高かったものの、蓋を開けてみれば受賞はゼロ。ただし、最多ノミネートの局が無冠に終わるのはこれが初めてではなく、前年の第73回も最多候補数を抱えていたNetflixが手ぶらで帰っている。

ちなみに、今回HBOに次いで2番目に候補数が多かったFXは9ノミネートのうち4つで受賞(『Atlanta』『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』)。また、前年失望を味わったNetflixも今年は『ザ・クラウン』が作品賞と主演女優賞を受賞しており、HBOも次回の巻き返しが期待される。

第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式は、字幕版がAXNにて1月14日(土)19:00より放送。(海外ドラマNAVI)

Photo:HBO作品では、3年連続4度目の作品賞候補に上がった『ゲーム・オブ・スローンズ』も無冠に
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