『Glee/グリー』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』のクリエイター、ライアン・マーフィーが手掛けるシリーズ『アメリカン・クライム・ストーリー』で、元大統領の不倫騒動が取り上げられることが明らかとなった。米Hollywood Reporterが報じている。
実際に米国で起こった事件について綴る本シリーズは、すでにシーズン3までの更新が決定。O・J・シンプソン事件の行方を描いたシーズン1は、今月開催された第74回ゴールデン・グローブ賞でミニシリーズ/テレビムービー部門の作品賞を受賞した。
マーフィーは、第42代米国大統領ビル・クリントンと不倫騒動を起こしたモニカ・ルインスキーのストーリーを、ドラマ化することを検討中だという。マーフィーと放送局のFX、製作会社のFox 21は、2000年に出版されたジェフリー・トービンの著書「A Vast Conspiracy: The Real Sex Scandal That Nearly Brought Down a President」を下敷きにすることを考えているようで、『O・J・シンプソン事件』もトービンの「The Run of His Life: The People v. O.J. Simpson」がインスピレーションになっていたとのこと。シーズン1でもトービンはコンサルタントとして脚本に参加していたことから、ルインスキーを描くプロジェクトにも関わるのではないかと見られている。
マーフィーとシリーズのプロデューサーが、不倫を裏付ける会話を録音したリンダ・トリップと、ルインスキーを演じる女優との打ち合わせに入ったとも伝えられている。
『アメリカン・クライム・ストーリー』のシーズン2では2005年に米国南東部を襲ったハリケーン・カトリーナが取り上げられ、シーズン3は1997年に殺害されたファッションデザイナー、ジャンニ・ヴェルサーチの事件が描かれることが決定している。(海外ドラマNAVI)
Photo:ビル・クリントン&ヒラリー・クリントン
©Sipa USA/amanaimages