米NBCのファミリードラマ『This Is Us(原題)』で肥満に悩むケイトを演じ、第74回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門助演女優賞にノミネートされたクリッシー・メッツ。彼女が、同賞にノミネートされるまでに経験した苦労を語っている。米E!Onllineが伝えた。
クリッシーは、『アントラージュ★オレたちのハリウッド』の端役でデビューを飾り、以降も端役でドラマに出演。2014年の『アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場』のバーバラ役で初めて大きな役を手にしている。
米ファッション誌GLAMOUR最新号のインタビューに応えたクリッシーが、女優として成功するまでの道のりについて明かした。「のどから手が出るほどバーバラ役が欲しかったわ。役を手にして嬉しかったし、この役を土台に女優として飛躍できると思ったの。でも、その撮影が終わったら仕事はゼロだった」と、思うようにキャリアを積めなかったことを告白。
そして、母親に説得されてロサンゼルスには残ったものの、その後も苦労が続いたという。「オーディションを受けまくったけど、お金はないしクレジットカードの利息は上がるばかりで、無職の状態が続いたわ。激安ショップでインスタントラーメンを買って節約して、なんとかホームレスにはならずに済んだの」と、路頭に迷う寸前だった時に『This Is Us』のオーディションに合格。その時、財布には81セント(約91円)しか残っていなかったのだとか。批評家やファンからの評価も高く、新作としては異例なことに早くもシーズン2&3製作が決定しているほど人気の本シリーズで役を得たことで、すっかり人生が変わったと述べている。
そんなクリッシーが出演する『This Is Us』は、米CBSで毎週火曜日21:00より放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:クリッシー・メッツ
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