『Glee/グリー』などのヒットメーカー、ライアン・マーフィーが手掛ける米FXの『アメリカン・クライム・ストーリー』(以下『ACS』)。実際に米国で起こった事件について綴るシリーズだが、2005年に米国南東部を襲ったハリケーン・カトリーナが題材になっているシーズン2に、サラ・ジェシカ・パーカー(『SEX AND THE CITY』)の夫で俳優のマシュー・ブロデリック(『モダン・ファミリー』『プロデューサーズ』)が出演することが決定した。
米Deadlineらによると、マシューが演じるのはアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁のマイケル・D・ブラウン長官。2005年当時の米国大統領ジョージ・W・ブッシュが「ブラウニー君、すごい活躍ぶりだよ」とハリケーン・カトリーナが襲った際の対応を称賛していたが、アメリカ国民のほとんどは、ブラウン長官の指導力に疑問を抱いていた。
ハリケーン・カトリーナがルイジアナ州を襲ったのは2005年8月29日。早朝にカテゴリー4のハリケーンとして上陸し、各地で停電や堤防決壊による浸水が始まっていたにも関わらず、ブラウン長官は消防士などの救援活動を、申請や承認がない限り行ってはいけないとの声明を発表。その後にも、様々な問題発言をしたことで、2006年9月に引責辞任をしている人物だ。
先日当サイトでもお伝えしたが、マシューは現在オフ・ブロードウェイで『Evening at the Talk House(原題)』という舞台で主役を演じており、3月12日に千秋楽を迎える予定だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:マシュー・ブロデリック
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