『HOMELAND』ダミアン・ルイス、英舞台初日に気絶しそうだった理由を明かす

『HOMELAND』のニコラス・ブロディ役でお馴染みのイギリス出身俳優ダミアン・ルイス。彼が主演を務める舞台初日に気絶するところだったと語った。英BBCらが報じている。

現在ロンドン・ウェストエンドで上演中の舞台『The Goat, or Who Is Sylvia?(原題)』に建築家のマーティン役で出演しているダミアンだが、数日間体調が悪く、初日開演数時間前に救急病院にかかり、耳の鼓膜が破れていることが分かったという。

「(舞台のオープニング前)4、5週間もの間、劇団内でひどい風邪が流行っていたんだ。初日を迎える4日ほど前まではうつらないように避けてこられていたんだけど...。その後、すごくひどい風邪を引いて、鼻水が全部耳に流れていってしまったんだよ。そして(舞台初日の)15時頃に救急病院に行ったんだ。そしたら医者から"鼓膜に大きな穴があいているし、中耳炎にもなっていますね"と告げられたんだ」

診察の後、ダミアンは耳のせいで、舞台上でバランスを崩してしまうのではないかと心配したそうだが、ここで休むわけにはいかないとなんとか舞台に上がったという。「第3幕で、気絶しそうな時があったんだ。真っ直ぐ立っていられないと思って椅子に掴まっていたんだよ」と壮絶だった舞台初日の様子を明らかにしたが、そんな同作はなかなかの高評価を得ているという。

ダミアン演じるマーティンの妻役のソフィー・オコネドー(『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』)は、「私が彼に風邪がうつしたのよ。先週、ずっと体調崩していて、初日は声が全然出なかったの。ガラガラ声でずっとセリフを言っていたわ」とソフィー自身も体調が万全ではない中、舞台に上がっていたことを告白している。

主演キャストが大変な思いをしながら初日を迎えたこの舞台だが、無事に公演は続けられているようだ。同作は、2002年にアメリカのブロードウェイで公演され、その年のトニー賞演劇作品賞を受賞。翌年にはピューリッツァー賞戯曲部門を受賞している。

『The Goat, or Who Is Sylvia?』は6月24日(土)まで公演予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:ダミアン・ルイス
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