Netflixオリジナル映画として史上初の快挙! 話題の2作品、カンヌへの正式出品が決定

Netflixオリジナル映画『オクジャ』と『The Meyerowitz Stories(原題)』の2作品が初めて、第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門への正式出品が決定した。独自性ならびに多様性を誇るコンテンツを提供し続ける同サービスにとって新たな歴史の1ページが開かれることとなる。

この決定を受けて、『オクジャ』でメガホンを取ったポン・ジュノ監督は「自分にとって6度目となる今年のカンヌに『オクジャ』と私の新たなパートナーのNetflixと共に帰って来られることを大変うれしく思います。またNetflixオリジナル映画として初のコンペティション部門出品を果たしたことに喜びを感じています」と喜びをコメント。

各作品概要は以下の通り。

■『The Meyerowitz Stories(原題)』
とある家族の兄弟たちを主軸に、彼らが大人になった今なお、影響力を振るう年老いた父との葛藤にもがく世代間の物語。監督&脚本は『フランシス・ハ』のノア・バームバック。Y出演はアダム・サンドラー、ベン・スティラー、ダスティン・ホフマンほか。Netflixにて全世界に向けて2017年配信予定。

■『オクジャ』
韓国の人里離れた山間の家で、オクジャと呼ばれる巨大な動物を世話する少女ミジャ(アン・ソヒョン)は、オクジャを親友のように大切に思いながら10年もの間のどかに暮らしていた。ところがある日、多国籍企業ミランド社がオクジャを捕らえてニューヨークに連れ去ったことで、すべては一変してしまう。そこでは外面の美しさに取り憑かれた自己顕示欲の強いミランド社CEO、ルーシー・ミランド(ティルダ・スウィントン) が、オクジャを利用した一大計画を企んでいた。具体的な方策もないまま、絶対にオクジャを救出するという固い決意を胸に旅に出るミジャ。しかし、最初から困難が予想された彼女の旅は、オクジャを利用しようと目論む資本家やデモ参加者、街の人々と遭遇するたびに、一層複雑さを増していく。ミジャは、ただ親友を故郷に連れて帰りたいだけなのに...。

Netflixオリジナル映画『オクジャ』はNetflixで6月28日より独占オンラインストリーミング。(海外ドラマNAVI)

Photo:『オクジャ』