ディズニーが珠玉の名曲とともに完全実写化した映画『美女と野獣』でガストン役を演じているルーク・エヴァンス。同性愛者である彼は、自身のセクシュアリティは俳優の仕事には影響がないと、雑誌のインタビューで明かした。米NEWNOWNEXTが伝えている。
「自分の私生活のことで仕事をもらえないと感じるなら、この業界では働かないと思う」と、英The Jackal誌のインタビューに答えたルーク。続けて、ハリウッドはゲイのアクションヒーローを受け入れてくれるか、と質問されると、「それに答えるのは難しいね。僕は、いわゆる"ハリウッド"がどう思っているのかはわからない、考えたこともないからね。だけど、私生活が才能や成功に関係があって、影響を及ぼすとは思わないよ」と、本心を語った。
2010年の『タイタンの戦い』に出演していた頃、英国ウェールズ出身のルークは米The Advocate誌のインタビューで、「もし、60歳でも貧乏でいることを覚悟するなら、少なくとも同性愛者であることを誰にも隠さず幸せに暮らしているんだと思う」と答えていた。しかし、『タイタンの戦い』でブレイクすると、以降『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』や『ワイルド・スピード』シリーズ、『ホビット』シリーズ、などハリウッドでも人気俳優としての地位を確立した。
2012年、『ホビット』シリーズでルークと共演したイアン・マッケランもあるインタビューの中で、「『ホビット』にはルーク・エヴァンス、スティーヴン・フライ、リー・ペイスとともにどのくらいゲイの俳優が出演していると思う?」と、彼らの活躍をアピールしていた。
「俳優として、ある程度の秘密や謎を残しておくことは必要だと思う。プライバシーを保つことで威厳が生まれる。僕はちょっとした威厳を持ち続けることで、私生活や大切な人たちを守っているんだよ」と語るルークが出演する『美女と野獣』は、4月21日(金)より、全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:ルーク・エヴァンス
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