核戦争から100年後の地球を舞台に、人類の存亡のために100人の少年少女が繰り広げるサバイバルを描いたドラマ『The 100/ハンドレッド』。同作で地球にいた人類、グラウンダーのリンカーン役を演じたリッキー・ウィトル(『溺れる女たち〜ミストレス〜』『NCIS〜ネイビー犯罪捜査班』)が、同作のクリエイターでショーランナーのジェイソン・ローゼンバーグとは二度と仕事をするつもりがないことを明らかにした。米E!Onlineが報じている。
「ローゼンバーグは、私の仕事が継続できないようにしたんだ。彼の行動は卑劣で、恥じるべきことだ。私は彼からパワハラを受けた。私の出演部分をすべてカットし、セリフもカットしたんだ。リンカーンも、そして私自身も重要でないと思わせる立場に追いやったんだ。だから私はそういうネガティヴな状況から脱却する必要があったんだよ。そういう行動は大事だと思う。私は、自分自身と他の人のために立ち上がったんだ。今もとても誇りに思っている行動だし、今後も必要であれば、何度でも同じことをするよ」
このリッキーの発言どおり、現在シーズン5まで製作済みの今作での彼の出演はシーズン3までとなっている。またこの件に対しローゼンバーグは、「リッキー・ウィトルは才能ある俳優だ。この作品に出演してくれたことに感謝しており、今後の彼の活躍を祈っている」とだけ述べ、リッキーが非難している点については触れていない。
またリッキーは、この『The 100』での出来事で学んだおかげで、主演を務める新シリーズ『American Gods(原題)』ではクリエイターたちと非常に良い関係にあるという。「カルマのおかげで、今はとても恵まれているよ。それに悪い経験をしないと、現状に感謝ができないと思うよ。過去のあの嫌な出来事があったからこそ、今はスキップして撮影に行けるくらい楽しいんだ」とコメントしたリッキー。『The100』に関しては、リンカーン役も他のキャストも作品も大好きなので、戻ってと言われたら戻るが、ローゼンバーグとは決して仕事をしないという決意は固い様子...。
リッキーが主演する『American Gods(原題)』は、米Starzにて放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:リッキー・ウィトル
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