誰もが知るおとぎ話と現代の世界が交差する世界を描き、大ヒットしている米ABCの人気ファンタジー『ワンス・アポン・ア・タイム』(以下『ワンス』)。同作で主人公エマを演じるジェニファー・モリソンが現在アメリカで放送中のシーズン6をもって同番組を降板することが明らかとなった。USA TODAYが報じている。
以前当サイトでもお伝えしたが、ジェニファーは、今年初めに次シーズンへの契約更新について不確かであることを語っており、また、ABCエンターテイメントのチャニング・ダンジー社長は、シーズンを更新するのであれば何か新しい設定、もしくはキャストの変更は避けられないだろうと発言していた。
降板についてジェニファーはInstagramで「6年間に渡って続けてきたこの番組を去ることはとても難しい決断だったわ。クリエイターのエドワード・キッツィスとアダム・ホロウィッツは新シーズンでもエマとして続けていくよう提案してくれたけれど、よく考えた末に、私は前に進むべきだと思ったの。"エマ・スワン"は私が今まで演じてきた役の中でも特にお気に入りのキャラクターで、この番組での6年間は私自身をとても良い方向へと導いてくれた。ファンたちの番組に対する情熱にはいつも感動していたし、この素敵な番組で主役を演じることができてとても光栄だった。素晴らしい機会を与えてくれたABC局とクリエイター陣にこの先もずっと感謝の気持ちでいっぱいよ」と語り、降板後もスケジュールが許す限り『ワンス』のファン・コンベンションには参加し続けると明言。また、「もしシーズン7への更新があるのなら」と前置きしたうえで、次シーズンに1話だけ登場することに同意していると明かした。
キッツィスとホロウィッツは「6シーズンを終え番組は最高潮を迎え、"エマ・スワン"の人生に一つの区切りをつけることとなりました。ジェニファーはエマというキャラクターに息吹を吹き込み、我々の想像以上の役割を果たしてくれました。赤いレザージャケットをまとい、強さと知性を兼ね備えた、全く新しいタイプのプリンセスが誕生したのです」と彼女の番組への貢献を讃えた。
『ワンス・アポン・ア・タイム』シーズン6はアメリカで今週日曜日にシーズンフィナーレを迎えるが、新シーズンへの更新はまだ決定していない。放送局である米ABCが、シーズン7では本作のキャストを全く異なる編成にしようとしているとも報じられており、今後の動向が気になるところだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:ジェニファー・モリソン
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