人気犯罪ドラマ『ブレイキング・バッド』の前日譚を描くスピンオフ『ベター・コール・ソウル』。様々なキャラクターが本家から出演してファンを賑わせているが、新たにローラ・フレイザーが演じるリディア・ロダルテ=クエールが『ベター・コール・ソウル』シーズン3に戻ってくることが明らかになった。米Varietyが報じている。
(※本記事は、同シリーズのネタバレを含みますのでご注意ください)
リディアは、『ブレイキング・バッド』シーズン5の第2話で登場。ドイツ本社の大企業マドリガル社の物流部門で働き、ガス・フリンに、ドラッグを作る原料を供給する取引をしていたやり手の女性で、ウォルターを殺害する命令を下すが、その前にウォルターに毒物のリシンを盛られてしまう。
ローラは、インタビューで今回の出演経緯を以下のように語った。「9月にバケーションでカナリア諸島にいたの。1週間電話を使わない日々を過ごしていたら、(制作側から)戻ってきてほしい、というメールが届いていたのよ。それを知ってもっと素敵なバケーションになったわ。去年の12月にセリフ2行分だけガスと一緒に出演したの。戻れたのは夢みたいだったわ。『ベター・コール・ソウル』のファンだったし、『ブレイキング・バッド』よりも好きだと思っていたから、戻ってきてほしいって言われて最高の気分だったわ。というか、むしろ出演自体ありえないくらいすごいことよ」
また、どの時期のリディアを演じることになっているかと問われ「リディアは、今やっていることがもっと権力のある地位に繋がると思っているわ。まだ道徳的にも倫理的にも破滅してないわね。残りの人生が安泰だと思えるお金、支配力、そして権力を手に入れていなくなるつもりよ。施設で育ったから、常に自分は人に利用されていると感じているのね。だからお金とか権力があれば、安心だと考えているのよ」と答えた。今の段階での出演はこの1話だけのようだが、今後話がまたあればもちろん続投するつもりだという。
『ベター・コール・ソウル』シーズン3はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ベター・コール・ソウル』
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