巨大飛行体から人類が受け取った美しくも哀しいメッセージと、娘を亡くした言語学者ルイーズの切なすぎる決断に全世界が涙し、世界各国でリピーターが続出している映画『メッセージ』。5月19(金)より公開中の本作に出演しているジェレミー・レナー(『アベンジャーズ』)の驚きの出演の理由が明らかとなった。
『ブレードランナー 2049』や『デューン/砂の惑星』の続編の監督にも大抜擢されたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、独創的な映像美と世界観で手掛ける本作。本年度アカデミー賞作品賞・監督賞など8部門ノミネートを初め各国の映画賞を席巻し、世界中に感動の涙をもたらしている。
話題の本作に、主演のエイミー・アダムスをはじめ、ハリウッドを代表する豪華キャスト陣が集結している。そんな中、主人公ルイーズと行動を共にし"誰も観たことがない感動のラスト"への重要な鍵も握る物理学者イアンを演じたのが、2度のアカデミー賞ノミネートを誇るジェレミーだ。アメコミヒーロー"ホークアイ"役などアクション俳優としてのイメージが強いが、世界絶賛の感動ドラマである本作では"娘を亡くした母"である主人公を支えたいという思いから、自らサポート役を志願して出演を決めていた。
「実は今回、役に惹かれたわけではないんだ」と赤裸々に告白するジェレミーは、本作への出演の経緯を"エイミーとの共演"にあったと明かしている。「実際に娘を持つ彼女にとって、ルイーズは最高に素晴らしい役だと思う。この感動の物語は"娘を亡くした母"の目を通して語られている、"彼女のための映画"なんだ。だから、僕は役を演じるというよりも"彼女をサポートしたい"という強い思いがあったんだ」と、エイミーとの共演によって"観客の心を打つ主人公"を支えてみたかったと話している。
そんなジェレミーについてドゥニ監督は「これまで多くのアクション大作に出演してきたジェレミーが、今回のような作品でインテリの役にキャスティングされるのは珍しいよ。彼もこのチャレンジを気に入ってくれたんじゃないかな」と、本作に出演してくれたことに実は驚いていたとも明かしている。
こうして物理学者イアン役を務めたジェレミーは、「僕の想像を超える"大きな作品"になった。それはアクション映画のような"派手さ"という意味ではなく、感情的なスケールや作品の器の大きさだ」と、これまで出演してきたアクション大作とは違った"感動の"スケールの大きさを感じたと明かす。さらに、「知的でエモーショナルな物語は、観客たちの心に何かを残して考えさせてくれるはずだ」と、観客の心を打つ"感動のラスト"が待ち受けているとも話している。
ハリウッド屈指のアクション俳優も虜にした"娘を亡くした"言語学者ルイーズと、心を打つ彼女の"母としての決断"は必見。そして、訪れる"誰も観たことがない感動のラスト"を劇場で見逃すな!(海外ドラマNAVI)
Photo:映画『メッセージ』