英国の国民的人気番組『ドクター・フー』で、主演を務めるピーター・キャパルディと製作総指揮のスティーヴン・モファットが、今年のクリスマス特別エピソードをもって降板することはすでにお伝えした通り。彼らと共に、シーズン8から悪役ミッシーを演じ、ファンの人気を集めているミシェル・ゴメスも降板することになった。
英Radio Timesが伝えたところによると、ミシェルは「仲間が行ってしまうので、私もそうすることにしたの。ピーターやスティーヴンなしで、一体どうしたらいいの?おしまいにするわ。これは章(チャプター)の終わりよ」と話したとのこと。そして、本作への出演を振り返り「これまでにやった仕事の中で、おそらくベストな作品の一つ。いい年した大人の女性が、格好いいアクション女優になったんだもの。でも、きついコルセットを着けないですむのは、ありがたいわね。私は食いしん坊だから」と続けた。
さらに、主演のピーターを「ドクターを演じた歴代俳優の中でも最高の一人」、製作総指揮のモファットを「最高のセリフを私のために書いてくれた」と称え、二人がいなくなるのは残念だとコメント。撮影クルーについても「仕事と思わず情熱をもって取り組んでいる人たちに囲まれて良かった。刺激を受けたし、元気づけられたわ」と語っている。そして最後に「(ミッシー役をおりたら)とても懐かしく思い出すでしょうね。素晴らしい仕事だったから」と、締めくくった。
悪役ミッシーは、2014年、シーズン8の第1話で初めて姿を見せ、これまでに9話登場。今後は、シーズン10のフィナーレにあたる前後編エピソードを含め、3話出演する予定になっている。現在の主役と悪役、製作総指揮の3人がいなくなる今年は、『ドクター・フー』にとって大きな区切りの年となりそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:ミシェル・ゴメス
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