1988年に公開され大ヒットした、女性のサクセスストーリーを描く映画『ワーキング・ガール』。本作のブロードウェイ・ミュージカル化決定が明らかになった。米Hollywood Reporterらが報じている。
ハリソン・フォード(『スター・ウォーズ』シリーズ)、メラニー・グリフィス(『HAWAII FIVE-0』)とシガーニー・ウィーヴァー(『エイリアン』シリーズ)という豪華なキャストで製作された同作だが、映画版でケヴィン・ウェイド(『ジョー・ブラックをよろしく』)が執筆した脚本を、『New Girl 〜ダサかわ女子と三銃士』の脚本を務めるキム・ローゼンストックがミュージカル版にする。
音楽はシンディ・ローパーが担当。シンディは、初めてミュージカルナンバーを全曲描き下したブロードウェイ・ミュージカル『キンキー・ブーツ』で2013年トニー賞楽曲賞を受賞しており、同演目は現在もロングランで公演中である。シンディは今回の楽曲制作について、「私はあの映画が大好きなの。1980年代の女性が型破りな方法で成功していく話で、私にとってはよく理解できる内容なのよ」と1983年にデビューしてまたたく間にスター街道を駆け登った自身の経験を重ねて語った。
製作を担当するFOX ステージ・プロダクションのボブ・コーエンとエイジド・イン・ウッドプロダクションのロビン・グッドマンは、「『ワーキング・ガール』は、1980年代の労働階級の女性が、成功を収めることを決意し、厳しい男性社会の中で戦っていく様子を描いた画期的な作品でした。面白くて、スマートで、現代にも通ずるところが大いにある象徴的な物語なのです」と語った。
映画版で、カーリー・サイモンが歌う主題歌「ステップ・バイ・ステップ」は映画と共に大ヒットとなりアカデミー賞主題歌賞、ゴールデングローブ賞主題歌賞をダブルで受賞。メラニーは同作でゴールデン・グローブ賞主演女優賞、そしてシガーニーはゴールデン・グローブ賞助演女優賞をそれぞれ受賞した。
ミュージカル版の公開時期などは、現時点では未定。(海外ドラマNAVI)
Photo:シガーニーウィーヴァー&ハリソン・フォード
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