日米ハイブリッド超大作『パワーレンジャー』ジャパンプレミア

アメリカでTV放送している日本の特撮『スーパー戦隊』シリーズの英語ローカライズ版を、ハリウッドの超大型プロジェクトとして映画化した『パワーレンジャー』。7月15日(土)より公開となる本作を引っ提げ、レッドレンジャー役のデイカー・モンゴメリー、ピンクレンジャー役のナオミ・スコットとディーン・イズラライト監督が来日しジャパンプレミアに登壇した。

"メイド・イン・ジャパン"のヒーローを総額120億円という圧倒的スケールで描く『パワーレンジャー』の主人公はごく普通の高校生5人。ある時、驚異的なパワーを手にした彼らは本当のヒーローになるためにその力と葛藤し、悩み、助け合い、立ち向かうというストーリーだ。

多くのファンが集まった両国国技館で開催された舞台挨拶には来日した3人に加え、吹き替えキャストの勝地涼(レッドレンジャー役)、広瀬アリス(ピンクレンジャー役)、鈴木達央(ブラックレンジャー役)、山里亮太(アルファ5役)、古田新太(ゾードン役)が登場。

初来日を果たした若手注目俳優のデイカーは「皆さん、こんにちは! ここに来れて本当に嬉しく思います。先ほどレッドカーペットを歩かせて頂きましたが、とっても蒸し暑かったです。(故郷の)オーストラリアは今すごく寒いので、気持ちよく感じました。パワーレンジャーが一周して日本に戻ってこられたことを非常に光栄に思います」と挨拶。ナオミも「皆さんとこの場にいられることを嬉しく思います。たくさん美味しいものを食べて、初めての日本を楽しんでいます。何よりも日本の皆さんとこの作品を分かち合うことが出来ることにワクワクしています」と続けた。

また、今作でハリウッド大作映画を初めて手掛けた南アフリカ出身のイズラライト監督は、「私は日本からとても遠い国で、『パワーレンジャー』を観て育ちました。当時はオリジナルが日本の戦隊シリーズだとは知りませんでした。今、それを作った国でこの映画をお見せできることにワクワクしています。素晴らしいオリジナルを作っていただき、それを世界に展開してくれたことを感謝します」と語った。

吹き替えキャストの挨拶後、 "パワーアンバサダー"を務めるアントニオ猪木がステージに登場。「日本は元気がないということで。この会場から、映画を観ながら元気を発信してもらいたい!」と力強く語り、山里にパワーを注入。「主人公は5人だから、あと4回!」と発言が飛び出すと会場に集まったファンの笑いを誘った。

『パワーレンジャー』は2017年7月15日(土)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『パワーレンジャー』ジャパンプレミア
(c)2016 Lionsgate TM&(c) Toei & SCG P.R.