9月8日(金)からNetflixで配信がスタートしたイスラエル発の学園ドラマ『グリーンハウス・アカデミー』。米Netflixのオリジナルシリーズにおいては、外国での撮影を認められたのは本作が初めてのこと。そんな注目のドラマシリーズについて、イスラエルのオンライン新聞The Times of Israelが紹介している。
政治や宗教的な問題で取り上げられることの多いイスラエルだが、TV番組においてはそのクオリティの高さが国際的な評価を得ている。2008年より米国で放送された『イン・トリートメント』は『B"Tipul(原題)』というイスラエルのドラマが基になっており、大ヒットドラマ『HOMELAND』は、イスラエルのサスペンスシリーズ『プリズナー・オブ・ウォー』のリメイク版。イスラエルのドラマは世界中のドラマファンの心をすでに掴んでいたのだ。
そんなイスラエル発ドラマとして注目されているのが、今回の『グリーンハウス・アカデミー』。イスラエルの『Ha-Hamama(原題)』というTVドラマのアメリカ版リメイクとなる本作は、高校を舞台にした学園ドラマに、アクションやサスペンスなど様々な要素が融合し、複雑な物語が織り成されている。
オリジナル版はパレスチナのガリラヤにある有名な寄宿学校に入学したある姉弟を中心に、10代の怒りやロマンスなどが描かれていたが、リメイク版では南カリフォルニアのエリート寄宿学校に舞台が移り、スポーツ万能の人気者組と根暗なオタク組という二大派閥の学生たちが、ある凶悪な陰謀を阻止するために手を組む姿が描かれている。
製作総指揮のオルリー・カッツは、オリジナルTVドラマを製作するスタジオが減ってきている中で、Netflixが唯一本作の買い手だったとコメント。「(ショーランナーの)ジオラ・チャマイザーが創るものは、いくつにも層が重ねられています。全てのキャラクターは色々な側面を持っていて、複雑で多彩なんです」と本作について説明し、『ゲーム・オブ・スローンズ』と同じく、皆で楽しむことができるドラマだとアピールしている。
『グリーンハウス・アカデミー』はNetflix にて9月8日(金)より配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グリーンハウス・アカデミー』