大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』の主人公ウォルター・ホワイト役で知られるブライアン・クランストンが、11月4日(土)よりロンドンの舞台に立つ。その公演に先駆けてブライアンが、舞台の"共演"相手を公募している。米Playbillが報じた。
ブライアンが出演するのは、1976年にアメリカで製作された映画『ネットワーク』の舞台版。映画版は『十二人の怒れる男』や『狼たちの午後』で知られる名匠シドニー・ルメットがメガホンを取った社会派作品で、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞で主演男優賞、主演女優賞、脚本賞などの主要部門を受賞した。大手テレビ局の報道番組で長年ニュースキャスターを務めてきたハワード・ビールは、視聴率の低下に伴い解任されることに。それを苦にしたハワードは、生放送中に公開自殺を予告し、即刻解雇となる。しかし、その自殺予告で有名になった彼はエンターテイメント番組へ異動になり...というストーリー。
Twitterビデオでブライアンは、「"I"m mad as hell and I"m not going to take it anymore!"というセリフを言うところを録画し、その映像をTwitterかInstagramで送ってほしい」と呼びかけた。選ばれた人の動画は舞台上で映し出され、映像とはいえブライアンと共演できることになるという。
この舞台版ではハワードをブライアンが演じるほか、彼の友人でニュース部門の責任者であるマックス・シューマッチャー役にダグラス・ヘンシュオール(『プライミーバル』『アウトランダー』)、映画版でフェイ・ダナウェイが演じた重役ダイアナ・クリステンセン役にミシェル・ドッカリー(『ダウントン・アビー』)などが名を連ねる。ブライアンは2014年にトニー賞演劇部門主演男優賞を受賞した『All The Way』でブロードウェイデビューを果たしているが、今回はイギリスの名誉あるロイヤル・ナショナル・シアターに立つことになる。なお『All The Way』は、2016年に『オール・ザ・ウェイ JFKを継いだ男』としてスティーブン・スピルバーグ製作総指揮でTV映画化されており、ブライアンは舞台版に続いて主役を務めた。
舞台版『ネットワーク』は、11月4日(土)よりプレビュー公演が開始される。本公演は同月13日(月)から2018年3月24日(土)まで。(海外ドラマNAVI)
Photo:ブライアン・クランストン
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