12月15日(金)より公開となる大人気シリーズの最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。前作『フォースの覚醒』では、デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァーら、それまで日本ではほぼ無名だった俳優たちが大抜擢され話題に。それ以後、彼らはハリウッドのトップスターへの階段を着実に上がり、女優・俳優として成長して帰ってくる。
伝説的シリーズの主役に大抜擢されたデイジーはその当時、女優デビューから2年あまりという、無名どころか本格的な演技経験もない中で熾烈なオーディションを勝ち抜いた。一躍ハリウッドで最も注目される女優となった彼女は、『フォースの覚醒』以後、『オリエント急行殺人事件』のメインキャストとして起用が決まり、ジョニー・デップ(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)やペネロペ・クルス(『それでも恋するバルセロナ』)など世界の名だたる俳優たちと肩を並べるほどのスターへと成長したのだ。
一方、『GIRLS/ガールズ』で知られていたアダムは、ダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レンを熱演。『フォースの覚醒』以後、有名監督たちも認める演技派俳優として経験を積み重ねている。例えば、ハリウッドが誇る鬼才ジム・ジャームッシュ監督作『パターソン』では主演に起用され、ロサンゼルス映画批評家協会賞男優賞を獲得。さらに巨匠マーティン・スコセッシ監督作『沈黙 -サイレンス- 』では、20キロ以上の減量をおこなう執念の役作りを見せた。さらに『オーシャンズ』シリーズで知られるスティーブン・ソダーバーグ監督の『ローガン・ラッキー』では、これまでとは全く違うコミカルな演技もみせており、注目の実力派俳優としての地位を確立させている。
そんな二人だが、女優・俳優としても成長した姿で本作に帰ってくる。前作で二人は壮絶な戦いを繰り広げ、その死闘の中でレイは自身も気づかなかった強大な力"フォース"を覚醒させた。続編で描かれるのは、彼らの内面だとライアン・ジョンソン監督は語る。「二人に起こる出来事はとてもエモーショナルなもので、観客の皆さんへの共感を大事にした」と明かしており、前作以上にキャラクターの内面に迫る演技が求められたようだ。
そんな本作についてデイジーは「『フォースの覚醒』でやり残したことが『最後のジェダイ』で始まっていく。レイはある期待を持っているの」と、意味深なコメント。アダムも、前作で父親ハン・ソロを自らの手で殺したカイロについて「あれは彼のスタート地点だったんだ。レイとの戦いでできた顔の傷よりも、おそらく内面に負った傷のほうが深いと思う」と、本作で描かれる心の葛藤を匂わせている。二人の演技について、ライアン監督は「彼らは前作以上にすばらしかったよ。本作で語られている"あること"が成長に影響しているのだと思う」と、成長した姿に期待を寄せる。
先日公開となった予告編で、フォースに覚醒したレイが「教えて、私はどうすれば?」と救いを求め手を差し伸べたのがカイロであったことに、全世界のファンたちが衝撃を受けた。そんなただならぬ展開が予想される二人についても「前作では壮大な冒険が彼らのキャラクターを設定していった。そして本作では必然的に、レイ、カイロのキャラクターを更に掘り下げていくことになる。このさらなる挑戦にみんなは興奮するよ」と観客の期待を煽るように監督は語っている。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より公開。(海外ドラマNAVI)
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