『ブラックリスト』そしてスピンオフの『ブラックリスト リデンプション』では主役としてトム・キーン役を演じるライアン・エッゴールド。『新ビバリーヒルズ青春白書』のさわやかな教師役から一変して、ハードボイルドな工作員を熱演するライアンが、米Backstageで、『ブラックリスト』オーディション時の驚きの秘話を明かした。
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「ちょうどインディペンデント映画の撮影から戻ってきたばかりで、(TVドラマの)パイロット版のオーディションを受けるつもりはなかったんだ。もっとインディペンデント映画に出ておきたいと思っていたから」と語ったライアン。『ブラックリスト』のオーディションを受ける前、実はそれほど乗り気ではなかったらしい。そこを押し切ったのが、彼のエージェントだった。『ブラックリスト』のオーディション台本を差し出し、「この一本だけ」と懇願されたのだという。
「オーディション台本を読んでみた限りでは、平凡な夫役だった。だけど、会場に着いたとたん(キャスティング・ディレクターに) "こっち側をやってみて、少しだけ準備する時間をあげるから"と言われたんだ。その"こっち側"というのが、とんでもないサイコパス! やりがいのある役だって分かった瞬間だったね」
見事トム役を手中に収めたが、撮影が始まってからがまた大変だった。毎週のようにトムは違った顔を見せるからだ。「すごく楽しいよ。脚本家たちと毎回話し合っている。まず彼らがアイデアを出してきて、僕は自分なりの提案をするんだ。ピンポン合戦のようなものさ。トムは最初あまり考えずに(エリザベスを監視するという)一つの役目に集中していた。そのうち僕らはトムの壁を打ち破った。彼をダークで奇妙、かつ多面性のある男へと仕上げていったのさ。彼はある意味、カメレオンなんだ」
ヒットTVシリーズに数々出演、そしてインディペンデント映画『Literally, Right Before Aaron(原題)』では監督デビューも果たしたライアン。選ばれる側、そして選ぶ側も経験した彼からオーディションに臨む俳優たちへのアドバイスは?と聞かれると、「リラックスすることだね。自分ができることは決まっているから。誰もがオーディションではうまく演じなきゃと思うものだけど、配役されるには、俳優のルックス、声、動き、その他たくさんの要因がある。だから、とにかく自分の演技をするだけだ。君が最適だと思われたなら、役をものにできるだろう」と語った。
■放送情報
<『ブラックリスト リデンプション』>
スーパー!ドラマTVにて12月11日(月)より独占日本初放送!
[二]毎週月曜 22:00~ ほか
[字]毎週月曜 24:00~ ほか
<『ブラックリスト リデンプション』バックドア・パイロット2エピソード>
・『ブラックリスト』シーズン3第21話「スーザン・ハーグレイヴ」11月27日(月)放送
・『ブラックリスト』シーズン3第22話「アレグザンダー・カーク(前編)」12月4日(月)放送
[二]月曜 22:00~ ほか
[字]月曜 24:00~ ほか
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ブラックリスト リデンプション』
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