『ER』ジョージ・クルーニー、Netflixでウォーターゲート事件を題材にしたミニシリーズを製作

大ヒット医療ドラマ『ER 緊急救命室』のロス医師で大ブレイクを果たし、その後は主に映画界で活躍しているジョージ・クルーニーが、アメリカ政府のスキャンダルをもとにした作品をNetflix製作することが明らかになった。米Deadlineらが報じている。

今回製作されるのは、1972年にリチャード・ニクソン米大統領が辞任するまでに起こった盗聴、裁判、捜査妨害などのスキャンダル"ウォーターゲート事件"を題材にしたもの。スティーヴン・スピルバーグ監督とトム・ハンクス主演による映画『ブリッジ・オブ・スパイ』などで知られる脚本家のマット・シャルマンを迎え、全8話のミニシリーズとして製作される予定。

ジョージは製作総指揮として関わることは決まっているが、俳優として出演するかは今の段階では未定だ。ミニシリーズは、黒澤明監督の映画『羅生門』のように、一つの出来事を様々な人々の観点を通して描き、視聴者に複雑なストーリー展開の印象を与える、通称"羅生門スタイル"で構成される。

また、ジョージは『Catch-22(原題)』というミニシリーズにも出演し、プロデュース、そして監督も担当することが決まっている。同作は、ジョセフ・ヘラーによる同名小説が元になっており、1970年には、オスカー監督のマイク・ニコルズ(『卒業』)が映画化していた。ジョージは、主人公たちに何度も爆撃を行わせようとする上官カスカート大佐を演じる予定。

映画での活躍が増えたジョージの姿が、ドラマで再び見られることを期待して詳細を待ちたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジョージ・クルーニー
(C)babriadpicture - ABP