『ゲーム・オブ・スローンズ』エミリア・クラーク、"強い女性を演じる感想は?"という質問にうんざり

世界中で熱狂的なファンを生んでいる大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』でデナーリス・ターガリエンを演じるエミリア・クラークは、"強い女性"を演じる感想を訊かれるのにはうんざりしているようだ。米Varietyが彼女の発言を伝えた。

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カンヌ映画祭でのインタビューに応じたエミリアは、映画やTVドラマに登場する主役級の女性を、マスメディアが"強い女性"とよく表現することを受け、次のように話している。

「"強い女性を演じるのはどんな感じですか?"と尋ねられるけれど、別の修飾語を使ってほしい。私は女性を演じているだけなんだから。強くないとしたら何なの、弱いわけ? 映画の主役が弱いって、どういうこと? 話にならないのよ」と憤慨するエミリア。

さらにエミリアは、「例えば、"大作映画で主役級の女性"とか"パワーを持つ人物"を演じるのはどうですか?という質問に変えたらいいんじゃないかしら。いくらでも表現はあるわよね。とにかく"強い女性"という言い方に苛立つの。だって男性の場合は、肉体派は別として、わざわざ"強い男性"と言われることはないわけでしょう。私が銃でも構えているのでない限り、言い方を変えましょうよ」と続けている。

"ドラゴンの母"と呼ばれる女王を演じてファンの圧倒的な支持を得ているエミリアも、性差別を匂わせる紋切り型の質問には違和感を抱いているようだ。

このほかエミリアは、映画・TV業界で女優の受け取る報酬金額が男優に比べて少ないことが最近問題視されているのを踏まえて、『ゲーム・オブ・スローンズ』では男性の共演者と同額の報酬金額を受け取っていることも明かしている。

そんなエミリアの最新出演作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、日本では6月29日(金)に劇場公開。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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