孤高の天才ハッカーと巨大利権悪徳企業の闘いを描いた米USA Networkの大人気サスペンスドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』。エミー賞やゴールデン・グローブ賞を獲得したこともある本作が、2019年放送予定のシーズン4をもって幕を閉じることが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じた。
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本作は、社会不安障害を抱えた一匹狼の天才ハッカーのエリオット(ラミ・マレック)がミステリアスな男ミスター・ロボットに出会い、世界的な革命をもくろむ闇組織の陰謀に巻き込まれていくという内容。
昨年12月にシーズン4への更新が決定していたが、そのシーズンをもって終了となる。関係者によると最終シーズンは今までで最大の全12話構成になると噂されており、クリエイターのサム・エスメイルが構想を練っていたシーズン5のストーリーを最終シーズンに組み込むとも報じられている。
エスメイルは今回の報道を受け、「この作品を生み出した時、マニアックな少数派にのみ受けるものだろうと思っていました。ですがこの3年でそれ以上になり、結果として私の思惑は外れました。それは素晴らしいキャストとスタッフが、私の思いを現実のものにしてくれたからです。私の中では初めからこの物語の結末は決まっていました。その結末をお見せする日がもうすぐやってきます。製作に関わる全員、お別れを言いたくはありません。ですがエリオットの旅路を尊重し、シーズン4でこの物語を終えます。ファンの皆さん本当にありがとうございました。最終シーズンをお見せできる日が待ちきれません」と、同紙に胸の内を明かした。
またUSA Networkの社長クリス・マッカンバーは、「この作品が始まってすぐから、これは他では見られないようなドラマだということが明らかでした。ユニークで確固とした視点で描かれた現代の時代思想を映し出していたからです。エスメイルと彼のスタッフ、キャストと共に製作できたのは素晴らしいことでした。どのような結末を迎えるのか、皆さんに見ていただけるのを楽しみにしております」とコメントを発表した。終了のニュースは残念だが、クリエイターの思惑通りであれば、ファンも納得の結末を迎えることができそうだ。
『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』最終シーズンは2019年に米USA Networkにて放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』
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