ニューヨークを舞台にした大ヒットシットコム『フレンズ』で、レイチェルを演じたジェニファー・アニストンの元婚約者テイト・ドノヴァンが、「シリーズで共演するのはつらかった」と明かしている。米Us Weeklyが報じた。
テイトは『フレンズ』シーズン4で6話にわたり、レイチェルと恋仲になるジョシュア役でゲスト出演していた。当時を振り返った彼は、「シリーズのチームに加われて嬉しかったけど、ジェニファーと別れつつある時期だったから大変だった。そんな中で、出会ったばかりのレイチェルとジョシュアがお互いに関心を抱き、好意を寄せる演技をしないといけなかったからつらかったよ」と、かなり複雑な状況だったようだ。
続けてテイトは、「6話にすぎなかったけど、関係が上手くいっていないからといって、"つらいから出演を辞めたい"なんて言えないからね。僕らの交際を知っていた人は、『フレンズ』で出会ったと思っていた人もいたけど、その前にジェニファーと2年付き合っていたんだ。そして、その関係が終わりかけていた時に『フレンズ』で共演したのさ」とコメントしている。
ジェニファーとの共演は容易ではなかったようだが、事情を知った主要キャストは大きな理解と思いやりを示してくれたとのこと。「つらい破局を経験しても、仕事をこなすのがプロだって証明できたと思う。心の中で死にかけていても仕事を続け、相手に優しく接することが出来ると学べたし、最終的には素晴らしい経験になったと思う」とも付け加えている。
テイトは、人気青春ドラマ『The OC』のマリッサ(ミーシャ・バートン)の父親ジミー役でも知られ、映画『アルゴ』やアクションドラマ『24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ』などにも出演。俳優としてだけでなく、青春ミュージカルドラマ『Glee/グリー』や法廷サスペンスシリーズ『ダメージ』ではエピソード監督も務めている。(海外ドラマNAVI)
Photo:1996年頃のジェニファー・アニストン&テイト・ドノヴァン
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