『ヴェノム』数々の逞しい女性たちを演じてきたミシェル・ウィリアムズを振り返る

スパイダーマン最大の宿敵であり、悪の魅力溢れるダークヒーローとして新たに誕生するマーベル最新作『ヴェノム』。11月2日(金)に公開される本作より、主人公エディ・ブロック(トム・ハーディ『TABOO』)の恋人で弁護士アン・ウェイングを演じるミシェル・ウィリアムズを注目する。彼女がこれまで演じてきた女性たちとは。

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正義感溢れるジャーナリストのエディは、誰もが望む歴史的偉業を発見した<ライフ財団>が、人体実験で死者を出しているという噂を突き止めるために取材を試みる。だが被験者との接触により、"シンビオート"(地球外生命体)に寄生されてしまう。この意思を持った生命体が語りかける声が聞こえ始めたエディの体には、解き放たれた<悪>が、体を蝕み、増殖していく。そして、最悪最恐のダークヒーロー、ヴェノムへと化する―。

ミシェル演じるアンは、エディを愛していた。だが、彼がシンビオートに寄生されてしまったことで、順調だった二人の関係に亀裂が走る。力強くエディを支えようとするアン。その姿に要注目。アカデミー賞常連のミシェルは、これまでにも数々の逞しい女性たちを演じてきた。

■『ブロークバック・マウンテン』(2006年)...アルマ・ビアーズ
1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。定職の無いイニスとジャックは、羊放牧の職を得て、ひと夏を過ごすことに。移ろいやすい大自然の中で互いを助け合う内に、彼らの心の中に深い絆が築かれようとしていた―。ミシェルはイニスの妻で、惹かれ合う二人に気づきながらも、子どものために、家族を守りたいという一心で、夫の恋心に気づかない振りをするという苦い役を演じた。

■『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2017年)...ランディ
兄の死をきっかけに故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってきたリー。兄の遺言で16歳の甥パトリックの後見人となった彼は、二度と戻ることはないと思っていたこの町で、過去の悲劇と向き合わざるを得なくなる。ミシェルは、リーの元妻ランディを演じた。新たに家庭を持っていた彼女だが、リーが背負うあまりの傷の深さをみて陰ながら支える。

■『グレイテスト・ショーマン』(2018年)...チャリティ・バーナム
19世紀半ば。会社が倒産し働く機会を失ったP.T.バーナムは、妻と子どもたちを幸せにすることを願い、オンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせる。挑戦と失敗を繰り返し、一度は叶った夢だが、個性的なキャストが集まったショーが受け入れられるのは、そう簡単ではなかった。ミシェルは、ショーを成功させようともがくP.T.バーナムの妻チャリティ・バーナムに扮する。成功と失敗を繰り返す彼を支える役を演じながら、透き通った歌声も披露した。

"自分から立ち向かっていく女性""誰かを支える女性"を演じ、女性が憧れるような女性像をみせてくれるミシェルの最新作。全米初登場第1位に輝いた『ヴェノム』は、11月2日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ヴェノム』
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